結婚や夫の転勤に伴い、女性が退職を余儀なくされ、キャリアが途絶えてしまう――。日本企業で女性管理職が増えない大きな理由の一つだろう。本人にとっても会社にとっても不幸な事態をなくそうと対策に乗り出したのが、証券会社中堅の藍沢証券だ。地方の金融機関などと提携し、配偶者が転勤した地域の拠点に同じ待遇で転籍できる制度を取り入れた。具体的な制度の仕組みや成果について、戦略企画本部長である角道裕司専務に聞いた。 【転職に向かない人の8つの性格】はこちら 「今までのキャリアを無駄にせず、さらなるステップアップが可能になる。転籍制度のことを聞いたときは、本当に救われた気持ちになった」。同社の戦略企画本部でアシスタントマネージャーを務める清水友梨亜さんは、2年前を振り返る。 山口県を地盤とする西京銀行の八幡支店(北九州市)に勤めていた2016年、結婚のため夫が働く東京に転居することが決まった。首都圏には支店
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