低出生率が続き、日本の経済社会の将来が危うくなっていることについて、政府の無策を批判する声が上がっています。 これについて、石破地方創生担当大臣は次のように語っています。 新潮45 2015年 10 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2015/09/18メディア: 雑誌この商品を含むブログを見る 私たち政治家には、人口、あるいは出生率の問題を語るとき、ともすれば「産めよ、殖やせよ」だ、いつか来た道、全体主義だ、などと言われるのではないか、という極端な恐れがあったように思うのです。でもそれは、「嫌われたくないから本当のことを言わない」という自己保身ではなかったか、という反省があります。 これはバブル崩壊後の不良債権問題と似ています。不良債権問題は、1992年8月には宮澤総理大臣と三重野日本銀行総裁が協議するなどしていたものの、世論の反対を恐れた政治家が及び腰となり、結局は1