沖縄在住者です。こちらの歴史に興味頂き、嬉しく感じています。 琉球の宗派は、 「王侯貴族は仏教」「一般民衆は土着神道(内地の神道とは別)」です。 ①仏教 琉球への仏教伝来ですが、意外に古く、琉球王朝成立以前の三国時代 「13世紀に仏僧の禅鑑が那覇に漂着、浦添城の西に極楽寺建設」 が最初と言われています。 是以降も、王による仏教招聘は積極的に行われ、最盛期には非常に多くの寺院も設立され、琉球における仏教は華やかさを極めました。 ただし、ご注意頂きたいのは、「仏教は王侯貴族のみに広まり、一般民衆には殆んど伝わらなかった」事実です。薩摩侵攻以降、ごく僅か一般民衆に広まった仏教を入れても 公式なもの:宗派は臨済宗・真言宗の2宗派 非公式なもの:浄土宗・浄土真宗等の2宗派のみです。 ②琉球神道 沖縄土着の神道で、内地の神道とは全く別物です。 イメージですが「土着の神様と祖先を同時崇拝する」形でしょう