ハッシュテーブルとは、キー(key)と値(value)のペアを保持しているコレクションである。通常の配列やリストがインデックス番号により各値(各要素)にアクセスできるのに比べて、ハッシュテーブルでは、インデックス番号の代わりにキーを用いて、その各値にアクセスすることができる。キーと、そのキーから連想される(キーに対応付けられている)値のペアを保持しているため、ハッシュテーブルは「連想配列」とも呼ばれる。ハッシュテーブルの特長は、指定したキーから、それに対応した値を高速に得られることである。 .NET Framework 1.xのクラスライブラリでは、ハッシュテーブルはHashtableクラス(System.Collections名前空間)で実装されていたが、.NET Framework 2.0ではDictionaryジェネリッククラス(System.Collections.Generic名