千葉県市原市立小学校の30歳代の男性教諭に心理的虐待を受け、PTSD(心的外傷後ストレス障害)などと診断されたとして、同市の小学5年の男子児童(11)と両親が、同教諭や市原市などを相手取り、計330万円の損害賠償を求める訴訟を千葉地裁に起こした。 提訴は13日。 14日に記者会見した児童の母親(38)によると、児童が2011年4月に3年生に進級した際、同教諭が担任となった。児童は、給食の時間に「この人はばかだから、でも自分でばかとわかっていないから、みんなで教えてあげよう」と言われたり、「あっちへ行ってろ」と言われたりしたという。同教諭は、ほかの児童にも「宇宙人」「人間の言葉がわかるか」などと言い、複数の保護者から苦情があったという。 児童は5月にパニック障害の疑いと診断され、8月に別の同市立小に転校したが、教室で同教諭の声が聞こえると訴え、13年12月にPTSDと診断された。現在、登校は