<access> 愛知県の私立保育園で、運営に支障をきたさないためとして園長が女性保育士の結婚時期や妊娠・出産の順番を決めていることが議論を呼んでいる。保育士の一人が順番から外れて妊娠。「子供ができてすみません」と謝罪したが、園長に「勝手にルールを破った」と叱責されたという。問題の背景を追った。【鳴海崇】 このケースは妊娠した保育士の夫(28)が毎日新聞に寄せた投稿で明らかになった(2月28日朝刊「男の気持ち」)。国が待機児童解消を急ぐ陰で、他人の子育てを支える保育士が我が子を安心して産むこともできない労働実態が浮かんだ。