飼い犬の糞に関する問題は、日本だけでなく海外でも深刻のようだ。台湾では、街中で散歩途中の犬の糞を持ち帰らない飼い主が多いようで、近隣住民はもとより、匂いが景観を壊すとして行政も頭を悩ませているという。そこで最近、台湾の最高行政機関がとある試みを思い立ち、実行に移したところ、かなりの成果をあげているそうだ。その秘策とは一体? これは新北市で、2011年夏に試験的に開始されたものである。その内容なのだが、糞を所定の施設に持ち込むと、宝くじを提供するというもの。 もし飼い主であれば、飼い犬の糞が宝くじに替わる。飼い主でなくても、糞を見つけたら届けるだけでくじが手に入るのである。以前と変わらず、糞を放ったらかしにしてする人もいるかもしれないのだが、くじが欲しいと思う人は自発的に拾うようになったのだとか。これはなかなか賢い試みではないだろうか。 ちなみにくじの当選金額は2000ドル(約15万円)だ。
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