msoasis.hatenablog.com 続きです。 【第三章】時の黒魔法 勤務時間の話をしよう。 入社時点の支店では、朝9時から始まり夜は遅くても21時までには帰ることができていた。そもそも支店長が早く帰りたい派だった為、私たち下っ端は特に上を気にすることなく自由に振る舞うことができていた。 ところが北海道に来てからは生活リズムが一変することになる。北海道支店は東京本社につぐ人数がおり、以前の支店の数倍人がいた。そしてとにかく皆帰らないのだ。支店長の水上は、正論を振りかざしながら人に厳しさを強要し、自分にはそれを課さないという素晴らしい特技を持っていた。 朝は6時ぐらいから事務所に明かりがつき、夜は未明の2時・3時まで必ず複数人がいるということが常態化していた。WEB勤怠・スケジュール管理システムを高額で導入した上で、みなし残業の範囲内で自動的に退勤になる仕組みになっていたが、単に会
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