思えばいつも隣に可愛い子がいた。 保育園に通っていた幼いころ、仲良くなった子が日本人なのにフランス人形のような可愛い子だった。気になっていた男の子に「○○ちゃんは可愛い。××ちゃんはブス」と言われた。言うまでもなく私は××ちゃんである。初めて女として敗北した5歳の夏。○○ちゃんとは仲が良くて大好きな友達だっただけにやり場のない哀しさと悔しさがないまぜになった。 中学校に入って違う小学校出身の新しい友達ができた。 その子もまた美人な子だった。美人な上に性格もよかったので上級生にもモテていた。隣にいる私は比べられて笑われたこともあったので恥ずかしかった。 高校に入った。席が近いことから仲良くなった子が芸能人並に美人な子だった。この子のモテ方はすごかった。在学中に何十人の男に告白されただろう。ある日、仲の良かった男友達から電話があってちょっとドキドキして出たら、その子に告白したいんだがどうし