美人○○ - smallpineの日記 / サブタイトル模索中
はてブ経由で美人という職業を読んだ。これと関連トラバから考えたことがあって、そのうち書こうと思うので備忘録。 美人○○について。「たいしたことない」「どうせ嵩上げだろ」。大抵この2つがくっついて来る。前者は文章に出てくる松井さんへの反応がその通りで、後者は、本当ならそんなポジションにはいられない実力のくせに顔採用なんだろって言いたいパターン*1。もっと口が悪い人ははっきり「色仕掛け」と言う。元文章と重複してるけど、ここまではっきり書いてなかったので。 美人のお仕事は「愛でられること」。この範囲から外れようとする人は反感を買う。 不美人にとって「美しくなりたい」というのは「欠点を無くしたい」「弱点を無くしたい」に近い。欠点というのは、ここがもっとこうだったら良かったのに、という箇所のことで、弱点というのは、どんなに正しいことを言っても「ブス！」と言われたらそれ以上言い返せない（それでも言い返
上司に連れられてキャバクラの感想 - smallpineの日記 / サブタイトル模索中
楽しかった。また行こうと思った。 とかそういうんではなくて。増田で人気のコレである。 読んでてなんじゃこりゃと思ったのだが、えーと、これはなんか見覚えのあるやりとりだ。その昔こういうやり取りをよくしてた。別にキャバでバイトしてたわけではない。工学系なんてところにいると、なんでこんなところに女いるの？どうせ勘違いしてんだろう、困らせてやろうって意図で話しかける人間がいて、自然とこんな処世術を身に付けるって昔話である。基本は北風に太陽作戦、相手の意図には気付かない振りをし続ける*1。隙があったら誉める肯定する誉める。 ここで憮然としちゃうと周囲から見て女のせいでなんか雰囲気悪くなったという結果だけが残るので、とりあえずそれを絶対避ける。異物として目立たず混入の心得。 しかしこの増田の人は素直で可愛い。もっとひどく屈折した奴ばっか相手にしてたせいで、この人は可愛く見えてしょうがない。 他に最近増
2007-04-11
最近気弱なエントリが続いたので、勢いで書くよ！ 男性の容姿に対する認識。なんだそのイケメンとかキモメンとかいうのは。大体、男の容姿なんて芸能人でもない限り不問で、女は容姿（と愛想の良さ）、男は甲斐性が求められるというのがセオリーだった。童話でもヒロインの容姿言及は当たり前だが、王子様の容姿なんて言及すらないぞ。いつの間に変わっちゃったんだ。 20代男子の恋愛欲または性欲。これは10代男子の特権だった筈。20代になれば、成就したか否かはともかく、そういう切羽詰った状況からは卒業しているものだった。 女の高学歴やらキャリアウーマンやら。これは女としての評価上は自らランクを落とす行為で、それを選ぶには覚悟がいるものだった。大学進学が決まったときには、近所のおばちゃんが「あなたはこれから一生一人で生きていくのね」とか言いにきたものだった*1。しかるに、最近の某所やら某所やら、「勉強も仕事もがんばっ
（続）いつの間にか常識が変わっていたこと - smallpineの日記 / サブタイトル模索中
この日の続き。どっちもid:b_say_soさん経由で思いついたネタ。 セクハラって、対価型じゃないとセクハラと呼ぶには抵抗があるくらい昔の感覚を引きずっているのですが*1 *2、世間じゃまるっきり逆転してるみたいですね。 一般的に、社会的な地位や財産を持っていない男性、生殖能力の衰えた男性からのセクハラほど不快度が高い 社会的な地位や、財産のある男性、容姿、身体能力などに優れた男性からセクハラは、比較的、不快度が低い もはや当初の対価型はすっかり忘れ去られて、口説いた時の成功率みたいな話に化けてるし。思えば遠くに来たもんだ。ちょっと藤森節してみますが、口説かれたときの不快感なんてセクハラに入れてんじゃねーよ！断れよ！それは！断ることすら出来ない意気地のない女は自分が悪いんだから自分で引き受けろよ！*3....しかしそれでも、対価型が減ってそうでない事例に目が向くようになったのならそれはそ
重量物の持ち上げ方 - smallpineの日記 / サブタイトル模索中
id:morutanさんから頂いたトラバのお返事です。 http://muse-a-muse.seesaa.net/article/45205753.html ビジン / ワセジョの事情 ＠ muse-A-muse 2nd 「だんご」ってなんだろう。男子の読みをもじったもの？ じゃがいも と似たニュアンスを感じます。 通常の男女比の集団における「ビジン」と、理系集団における女は同じくらいの稀少度なので、似たような現象が起きるのかもしれません。 きゅーくつに見えるかな。リアルの知り合いが聞いたら腹を抱えて笑いそうだ。豪快で傷ついたことなんてないくらいに思われてます、たぶん。 セクシュアルハラスメントの動機は性的興味ではない、という話 は興味深く読みました。で、紹介されている研究とはずれる*1のですが一般論として言っちゃうと、伝統的に男性の多い職場に男性と同じ職種で入る女性はその時点で「女性ら
勝ちたい、勝ち方に注文付けて勝ちたい....そんな傲慢さを見つめる試み - smallpineの日記 / サブタイトル模索中
この間の話 1 2 の続きを考えてたんですけどね。ああいう言説は目立つもののそういう人ばかりじゃなかった。でも自分は「ここにいるのは女じゃねえ」扱いをしたがる人というか、そういうことを言いたがる人の言葉を好き好んで聞いてた気がする。それが何故かを考えていて、ひとつ思い当たったので記録しておこうと*1。ついでに、自分はアファーマティブアクションて奴が大嫌いで、聞いた途端に逃げ出したくなる心境になってたんだけど、その理由と共通だったことにも気がついた。 勉学でも研究でも仕事でもいいんですが、まあ一応性別関係ない（とされている）ことになってるじゃないですか。関係ないってことでいいんですかね。厳密に言うと言い切る自信ないんだけど、今日の主題はそっちじゃないんで、今日の話の前提としては、とりあえずそゆことにしておきますね。 でまあ、どっちかというとたぶんその手の類は相対的には得意な方だったし、自分で
ロリータと「女らしくしたくない女」 - smallpineの日記 / サブタイトル模索中
これの補足的エントリ。藤森かよこ先生が、最近はてな界隈でクローズアップされている。実ははじめて http://www.aynrand2001japan.com/akira/akira20011108.html 亡き父は、少女時代の私に、この世の中では、女には色気より殺気が大事である、ホステスや芸者ではないのだから堅気の家の娘に愛嬌など必要ではない、愛想がいい娘など見ようによっては気の毒なものである、他人にヘラヘラ笑うもんじゃない、と教え諭しました。 を読んだときは、全くその通りだと思うと同時に、この「堅気の家」ってやっぱ「いいお家」のことだよなぁ、成長しても下働きがいいところの下々の者はこうはいかないよなぁと距離を感じたものですが*1、今回のブームで再読して一気に親近感が。それは藤森先生こそまさに「女らしくしたくない女」でしかもそのことに自覚的な人だったということである。 ニッポン･ロリー
魔女 - smallpineの日記 / サブタイトル模索中
ここ数日書きかけてやっぱ引っ込めたネタのメモ。当分書けそうにないんで骨子だけ。 自分は、女が怖い。目の前にいる一人の女は怖くないけど、女が共通して持っている身も蓋もない鋭さが怖い。自分が日常で必死に隠している本質をあっけなく見透かして暴かれるのではないかと恐怖する。本当のことは怖い。自分の本質的なところにある自分が心底嫌悪する特性、その嫌らしさをよくよく知っていて、そのことを信じたくなくて、いつも必死に隠していて、もちろんこれまで誰にも気付かれたり指摘されたことなんかない。ないのだけど、けれど。同類である女にはもうバレてるんじゃないか。彼女の厚情で暴き立てられていないだけなのではないか。いつか、彼女の癇に触ったら、あっけなく指摘されてしまうのではないか。そんな恐怖が、ありませんか、あなたには。
（○）君の顔が好きだ。 （×）君って可愛いね美人だね。 - smallpineの日記 / サブタイトル模索中
とあるネタを書きかけてたんだけど、なかなか筆が進まない。ので、そっちは放っておいて、たまには人様のネタに短文感想でも書いてみることにする。 id:pal-9999さんとこで最近やってる美人話とかモテとかイジメとか。 美人と褒めて喜ぶのは美人だけだった＠pal-9999の日記 美人じゃない人って、自分が「君って可愛いね」系の褒め言葉を言っても、それほど喜ばないんだよね。 まあ自分が美人ネタなんて縁のない話に首を突っ込むのはちゃんちゃらおかしいわけだが、世の男子諸君の大多数よりは女の本音を聞く機会に恵まれてきたので思い当たることも多々あるので、その経験をお裾分けしてみる。あのですね、世の不美人（誰もが見て美人な人以外の全ての人、とここでは定義しておく）が美人と言われたときの胸のうちなんてのは、 うわ、なんて返そう。ここでうっかり有難うなんて言ったら、うわ、肯定しやがったコイツ、ありえねーと思わ
モテない女は、女としてのサービスが足らんのですよ - smallpineの日記 / サブタイトル模索中
昨日、某所や某所で話したジェンダーや非モテっぽいネタのメモ。自分向け備忘録として。 「天然」と言えば女に決まっているような気がするが何故だろう。計算型天然女のイメージが強いからだろうか。そういや計算型天然男の話って聞いたことがないな.... モテない女（非モテ女とは限らない）は理想が高いという話。いやー、高いってのはニュアンスが違うんじゃないの。それ関係では能町みね子さんに同意。そういう人ってのは、好みがピンポイントで、やたら具体的で、妙に狭くて、しかもそれは一般的に評価されるような恋愛カテゴリー的順位（笑）とは関係ないので他人から見ると非常に分かりにくいという*1 *2。 しかし狙いが特に上（笑）じゃない女子がいたとして、じゃあイケるじゃんオレな男子がアタックしてもその狭いツボに入ってるわけはないので、つまり成就しないわけで、そこが「何よそれ？」「どんだけ贅沢なんだ女」感想につながりやす
（続々）「残り1割」が気になる人達 - smallpineの日記 / サブタイトル模索中
「残り1割」が気になる人達 につながると直感的に思ったんだけど、こういう認識の仕方って、ある。 [非コミュ][精神保健]深海からみた他人 ＠ 深海魚のカタルシス http://d.hatena.ne.jp/Agguy0c/20070421/1177129758 20年前まで、俺以外の人間は全て俺を嫌っていると、心のどこかで思っていた。 10年前まで、俺以外の人間は全て仲が良いと、心のどこかで思っていた。 言語化出来るぐらい意識すると、さすがにおかしいと気付くし、意識としてはそうは思っていなかったけれど、無意識と意識のはざまらへんには、そうした思いがあった。 だから他人の苦痛に鈍感だし、他人はみんな（俺より）幸せで、他人はみんな（俺より）優れていて、他人はみんな（俺より）強いと、そう思っていた。 言語化未満と意識の関係は特にありがち。子供の頃から思い込んでると、気付くタイミングがないとか。そ
女の童貞 - smallpineの日記 / サブタイトル模索中
どうもお久しぶりです。いい年齢して男女の友情だの恋愛だの書いてる自分が恥ずかしくなって、うぎゃーと叫んで失踪したくなったsmallpineです。が、気を取り直して再スタートです。出戻りです。鈍感力を磨かねば。 しかしあれですね。若い時は若い時で言えないし、さぁそういう無意味な価値付けされた年代はやり過ごしたぞ、これからは一人の人間として言えるぞと思った瞬間に、いい年齢したおばさんがみっともないという嘲笑が待っているわけですから、世の中はうまく出来てます。....そういうわけですからね、待ってても無駄ですよ、待っててもなんにもいいことありませんからね、言いたいことは言いたいときに言っちゃいなさいよ*1。 閑話休題。なんか身近でちょっとセクハラっぽい話がある。そういう人物がいて問題が浮上してきたって話なんだけど。手当たり次第で手が出るタイプ*2。んで、それ自体は、ま、問題は問題なんだけど、ある
2006-12-17
ジャガイモ・ラブ。にトラバ頂きました。 好青年＠SlowLearnerの日記 http://d.hatena.ne.jp/SlowLearner/20061216 smallpineさんにすごい失礼だけど，ジャガイモ君っておばさんにとっての好青年って感じがする．モテは若い子らにとっての好青年で． さて、好青年な時点でオバサン対象な気がする今日この頃です。いや、好青年という言葉の持つ響きがね....農協経由で来た見合い話チックな。もしかしたらジャガイモとセットになってしまったゆえの悲劇錯覚かもしれませんが....閑話休題。 で、一般的には、メジャー層*1だけを考えるならばという意味で、上記の指摘は当たってると思います。それは全然問題ない。で、そこは大前提として踏まえた上で、派生話題として常々思っていたことを書きます。 *1:必ずしも本当に多数派であるとは限らず、この年齢層ならこういう層がメジ
非モテ女はあなたのすぐ側に.... - smallpineの日記 / サブタイトル模索中
何故かいないということにされているので、ここでひっそり手を挙げておきます。 思うに、もし読者がネット上で非モテ女を見かけても、そこでは女と認識されず、読者の脳がデフォルトで男に分類してしまっているんじゃないでしょうか。ゆえにネットに非モテ女はいない、と。だって自分の経験上、そういう目的*1で作ったここはともかく、本家のサイトでやり取りしても女だと思われたことなんかないですよ。むかーしオフ会なんぞに顔を出していた頃も、初対面の人にはまず100％驚かれましたしね。ネット上では特に女を前面に出すこと*2をしなければ、読者の先入観で自動的に男に分類されます。「異性にもてない」と書いておいたってバレないです、保証します（笑）。 つまりこれらの指摘は全て正しいってことですな。 http://d.hatena.ne.jp/kusamisusa/20061002/p3 真の非モテ女は本当にインビジブルなん
smallpineの日記 / 腐りかけの果実の自分語り - 女であること、女になること、女を演じること。または如何にしてワタシは違和感を感じるのを止めて擬態を志し、それを維持してきたか
いまさらボーヴォワールじゃないですが、コメントももらったことだし*1 *2、この話は個人的には思うところが色々あるので、ちょっと書いてみようと思います。幸いここは自分語り専用スペースであることだし。以下、つらつらと。起承転結無視で。 覚えている限りで最も古い記憶で、この話題に関係すると思われるのは、幼稚園入園前、友達が立ちションをしているのに自分が出来ないのはおかしいと思い*3、やってみて失敗したことです。靴下と靴が濡れる感覚を妙にはっきり覚えています。 その後は典型的な男勝りの女の子として育ったのですが、小学生の高学年頃、男女の扱いが分かれ、お互いの体に変化が生じる頃にはどうしても納得が出来ませんでした。そしてなんで男に生まれなかったんだと思っていました。その理由というのがなんとも奇妙なもので「宇宙人がやってきて地球の代表をひとり出せと言われたら、それは男だから」というものでした。なんて
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