ABJアノマリーにより異常ワード恒等式が存在すると標準理論のくりこみ可能性が壊れてしまいます。SU(2)の表現行列をTa等とすると"異常項"はtr[{Ta,Tb}Tc]に比例するのでフェルミオンの電荷について ΣQi = 0 が導かれます(教科書や先にあげたサイトをご参照ください)。第1世代の電荷についてQe=-1, Qν=0, Qu=2/3, Qd=-1/3 で、さらにクォークにはカラー自由度3があることを用いると ΣQi = -1 + 0 + 3×(2/3 -1/3) = 0 なので各世代についてアノマリー打消しの条件が成立していることが分かります。「こうなっていてくれなければ困る」という条件を求めてみるとまさにその条件が成立するように成っていたわけです。しかしなぜこれが成立しているのかは現在に理論では説明されないので、謎はより深まったと言うベキかもしれません。しかしレプトン電荷とクォ
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