上越教育大(国立、新潟県上越市)の40代の男性教員が、全面禁煙の大学構内で、たばこを吸っているのを学生から注意されたことに逆上し、集まった学生らの胸ぐらをつかんだり暴言を吐いたりしていたことが分かった。大学は7日、6日付で停職3カ月の懲戒処分にしたと発表した。 大学によると、男性教員は3月中旬、校舎のベランダで喫煙しているのを注意した男子学生に腹を立てて怒鳴りつけ、騒ぎを聞いて集まった学生や他の教員ともみ合いになった。学生の人格を傷つける言動があった。 足にあざができた学生もおり、男性教員は「深く反省している」と話しているという。大学は春休みに入り講義中ではなかった。 立屋敷かおる副学長は記者会見で「誠に遺憾で深くおわびします」と謝罪した。(共同)