一般に住宅の遮音性能は4つに分類されます。 1つは外部騒音に対する遮音性能でこれは主にサッシの遮音性能と換気扇などの開口部の遮音性能によって決まりますので、鉄骨・鉄筋コンクリートによる差は余りありません(壁部分の性能が良いため若干鉄筋コンクリートの方がよい)。 もう1つは隣戸間の遮音性能で、壁の遮音性能でほぼ決まります。一般に鉄筋コンクリート造で2重壁になっていない場合50dB程度の遮音性能がありますが(この程度でしたら通常の生活音はあまり気にならない程度に遮音される)、2重壁になっているもの(特にGL工法というタイプの壁)だと遮音性能が落ちることがあります。これに対して鉄骨造の場合はALCなど壁をコンクリート系の材料で造っている場合を除いて、一般的には40dB程度の遮音性能のことが多いので、隣戸間の壁の性能は一般的に鉄筋コンクリート造の方がよいです(壁の遮音性能はD-50等と表示され数値