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ブックマーク / tihara.hatenadiary.org (5)

  • 曲がりなりにも「否定表現」を実用している自動将棋解説システム。 - IHARA Note

    日の日記は、コンピュータ将棋技術を応用した自動将棋解説についての話である。また、「ない」という否定表現についての話でもある。なお、この話は半年くらい前から書こうと思っていたものなのだが、忙しくて書きそびれていた。 さて、一年くらい前からだと思うが、twitter上でコンピュータ将棋が人間のタイトル戦の対局の形勢判断を呟き始めた(@gpsshogi)。例えばこのような具合である。 [(151) ▲3三馬] 645 △同歩▲8六銀△6四角▲7五桂△4二角▲同飛成△6九飛▲8三香成△同金▲同桂成△同銀 (45sec) [(183) ▲8三桂不成] -1702 △同金▲7三桂成△同金▲7五歩△6四桂▲7六角△8五歩▲同角△8四歩▲7四銀△8五歩 (16sec) 最初に何手目の着手であるかが書かれており、次に着手された手が書かれている。その次が評価値であり、プラスなら先手優勢、マイナスなら後手優

    曲がりなりにも「否定表現」を実用している自動将棋解説システム。 - IHARA Note
  • 「何かが欠けている音声認識研究」についての話。 - 2009-12-26 - IHARA Note

    12月21日から22日にかけて、東京大学で「第11回音声言語シンポジウム」という学会が開かれ、その初日に東工大の古井貞煕先生が「何かが欠けている音声認識研究」という題名で講演をした。日の日記はその講演に対する感想である。 (ところで日の日記は下書きの段階で一度消したのであるが、音声研究者3名が読みたいというのでゴミ箱から引っ張り出してきた次第である。その際、加筆修正をした。) 私の感じた結論を最初に書いておくと、「欠けている何か」を補うのは他分野の人か、博士課程に進学しない修士の学生なのではないかと思っている。そしてその人たちは論文ではなくブログを書くべきだと思っている。と書いてもなんのことか分からないと思うので、これから順をおって書く。 古井先生の話は「音声認識技術の進歩が止まっている」というところから始まった。古井先生は国内外で有名な音声認識工学の研究者である。日音声認識界で知

    「何かが欠けている音声認識研究」についての話。 - 2009-12-26 - IHARA Note
    tomoemon
    tomoemon 2010/01/17
    常にバントの構えじゃホームランは絶対に出ないと。なるほどなー。
  • ボールのないサッカー観戦。 - IHARA Note

    先日、動画サイトで剣道の試合を見ていたのだが、竹刀を持ったことのない私にはまるで何をしているのかが分からなかった。もちろん防具を身にまとった二人は見えるし、何やら機敏に動いていることも分かるのであるが、どのように竹刀を振っているのかがまるで分からないのだ。竹刀の動きが見えぬまま、どうやら片方が面を決めたらしく、勝負は終了した。コメントを見てみると、どうやら剣道経験者には竹刀の動きがちゃんと見えているようなのだが、私にはさっぱり見えなかった。 最初は速すぎて見えないのかとか、画質が悪くて見えないのかとも考えたが、どうにもそうではない。私は卓球ならそこそこ経験があるのだが、その卓球ならピンポン玉を追うことができるのだ。そう思って今度は卓球の試合の動画を見たのだが、私はピンポン玉を目で追ってはいなかった。二人の選手の動きからピンポン玉の位置を推測して、ピンポン玉を見た気分になっていただけだった。

    ボールのないサッカー観戦。 - IHARA Note
  • 当たり前すぎて教えてもらえない研究のこと。 - IHARA Note

    下記二つの記事を読んで、どうにも違和感があった。大学の研究室での研究に関して、何かとんでもない前提のすれ違いがあるのではないかと思えた。この違和感は学生時代にも後輩に対して覚えていたのだけれども、どういった前提がい違っているのかがどうにもつかめなかった。先日、下記二つの記事を立て続けに読んで、ここではないかと仮説を思いついたので、書いておく。 なお、日の日記の内容も基的には工学を想定しているが、ある程度は文系にも当てはまるのではないかと思う。 詳細は述べないが修士研究がつまらない。研究の目的が矮小で研究の手法が非現実的なものに感じられる。 メモを捨てろ、を捨てろ、そのでかい鞄を捨てろ。そんなものに頼るんは自分に自信がないからや - ミームの死骸を待ちながら 卒研は院生の下につく形で,動画のクラスタリングをテーマにすることになった.が,これは2ヶ月くらいで面白くなくなった.詳細は省く

    当たり前すぎて教えてもらえない研究のこと。 - IHARA Note
  • 初音ミクなどの音声合成のしくみ。 - IHARA Note

    初音ミクという歌声合成ソフトが売り出されてから約半年が経つ。その間、様々な初音ミクに対する言説を見てきたが、社会的・心理的・哲学的な観点からの言及ばかりで、科学的な観点からの言及が少なかったので、科学的な観点から簡単な解説を書いた。絵を読むようなつもりで眺めていただければ幸いである。 リンク先のページに誤りがありましたので、訂正記事にて訂正させていただきました(2008年3月26日)。 初音ミクとかの音声合成のしくみ また、音声合成ではなく、音声認識についてもかなり前に書いたので、合わせて読んでいただけると幸いである。 音声認識のしくみ 簡単にしか書いていないので、詳しいことを知りたい方は、専門書を読んでください。板橋先生のには音声のことが情報工学的な観点から詳しく書かれており、古井先生のには物理的な音波としての音と情報工学的な音声のことが半分ずつくらい書かれています。どちらも理工系

    初音ミクなどの音声合成のしくみ。 - IHARA Note
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