最近の優秀な子供たちは東京大学よりも医学部を目指すらしいので、高2で予備校に真面目に通っているような子供たちには(特に女子には)、医学部志望者が少し異常ではないかと思うぐらいに多い。 これほど医学部志望者が溢れていて、それなのにテレビのニュースでは医師不足で救急診療が受けられない悲劇や、医師不足で子供が産めない社会の歪みばかり報じられるのは、予備校の現場にいる者としては何だか不可解である。 そういう状態だから、予備校はどこでも医学部志望者を大量に受け入れようと必死である。医学部志望者だけの専門校舎を立てたり、医学部コースだけに優秀な人気講師を配置したり、医学部受験者だけは特別な個別指導を受けられたり、確かに授業料も高額なのであるが、同じ予備校の他のコースに在籍する生徒たちから見て、少し不公平すぎないか、と思うほどの厚遇ぶりである。 こういうふうになると、別に医師になりたいという強烈な志望を
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く