Lesson617 友は恋よりうつろいやすく 3 失恋の歌はたくさんあるが、 「失友」の歌は少ない。 それだけに、この読者メール、 失恋ソングより、グッ、とくる。 まず読んでほしい。 <ほこりをかぶった特等席> 失恋ならぬ「失友」。 この数年、私の心の一部の空虚感を うまく言いえてくれているように思いました。 私たちは小学生からの友達で、 進学しても離れて暮らしても 気持ちを通わせていました。 彼女が就職して、 私も結婚してという事が重なったあたりから 徐々に遠くなってしまいました。 彼女の職業は大変忙しく また責任も伴い転勤もあり、 今までのようにはいかないなとは思っていましたが 赴任先へ訪ねて行ったり、 手紙を出したり、 私は、私が彼女の事を好きで 友達だと思っていればそれでいい と考えていました。 自分の心の中に何客か特等席があって、 その内の彼女の席を 彼女がいつでも座れるように