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ブックマーク / www.nakahara-lab.net (10)

  • 「組織変革」を行うための「10の原理・原則」とは何か? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    「個人の変化」がいくら集まったとしても「組織の変化」にはなりません ・ ・ ・ わたしたちは、ついつい「個々の組織メンバーを変化」させれば、「組織が変わる」と思いがちです。 すなわち、下記のような数式を想定してしまいます。 しかし、これが「幻想」です。 実際には、下記のように、この数式は成立しません。 冒頭申し上げましたように、 「個人の変化」がいくら集まったとしても「組織の変化」にはならない のです。 それはなぜか? 組織メンバーが集まったところには、個々のメンバの有するものを超越したもの・・・たとえば「メンバーの関係性」があり、「メンバーがめざすべき目的」があります。 また組織には「凝集性(強固なまとまり)」があり、「イナーシア(慣性)」があります。いったん動きだした組織は、そう簡単には変わりません。 アタリマエダのクラッカーですが(死語) 組織を変えるとは、個人を変えるよりも、難易度

    「組織変革」を行うための「10の原理・原則」とは何か? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net
  • 「現場の空気」を吸って「地に足のついた研究」を為せ! | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    「調査」を行うときには「現場の空気」を吸うことが大切である 「精神主義」といわれるかもしれませんが、これは、僕が心がけている研究作法のひとつです。 「現場の空気」とは、調査対象になるような現場、そこで生きている人々の日常の仕事場面の「空気感」です。何かを調べる前に、自分が調べたい対象者たちの生活空間に身をおき、彼らと話し、彼らのふだんの生活を感じてみる、ということを心がけます。 鉄道会社の調査をしたときには、ヘルメットをかぶって線路系の職場を訪問したりもします。アルバイトパートの調査をしたときには店舗を訪れたりもします。学校の調査をしたときには、やはり学校で一日を過ごします。そこには「現場の空気」があります。 そうした「現場の空気」から、ふっとわいてくる質問項目があります。 そうした「現場の空気」あら、これはいける、と思えてくるような「仮説」が生まれます。 「地に足のついた研究を為せ!」は

    「現場の空気」を吸って「地に足のついた研究」を為せ! | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 社会人大学院生が抱えがちな悩み:自分の問題関心・業務経験×研究として成立させること

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 中原研究室には、社会人経験のある大学院生の方々が、約半数おられ、日々、研究に邁進しておられます(社会人、ないしは、社会人大学院生とは、まことに不思議な言葉です・・・ただ、今、敢えてそのことは論じません)。 社会人をへて大学院に進学なさってきた方と、これまで数多くの論文指導・コミュニケーションをしてきて痛感するのは、「学部生からそのまま修士に上がられた方」と、「社会での実務経験をへて大学院にあがられた方」では、「大学院進学時に抱える課題」に違いがある、ということです。 もちろん、どちらがいいとか、悪いとかいうことでは全くありません。学部生あがりであろうと、社会人経験があろうと、僕の前には、大学院生がひとり、いらっしゃ

  • 続・対話型組織開発とは何か?:対話型組織開発とは「問うことによる組織変革」である!? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    対話型組織開発とは「問うことによる組織変革」である ・ ・ ・ 昨日から南山大学で開催されている組織開発ラボラトリー講座で「対話型組織開発」について学んでいる。 サイモンフレーザー大学のジャーヴァス・ブッシュ教授が、南山大学の中村和彦先生の招聘により来日し、対話型組織開発のワークショップを開催してくださっているのだ。まずはご両名の先生方に、心より感謝を申し上げたい。貴重な学びをありがとうございます。心より感謝いたします。 昨日までの、僕自身の「学びのプロセス」は、下記のブログをご覧いただくとして、今日は、さらに昨日から思考を深めてみよう。 対話型組織開発とは何か?ー「語り方・意味づけの変革にもとづく組織変革」論 http://www.nakahara-lab.net/blog/archive/9180 今日の中心的な話題は、「対話型組織開発は、いったい、どのようなメカニズムで、組織を変える

    続・対話型組織開発とは何か?:対話型組織開発とは「問うことによる組織変革」である!? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net
  • ふりかえりとは「先生の言ったことを丸写しすること」ではない!? : 「ためになった病」と「刺激的症候群」にご注意を! | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    ふりかえりとは「先生の言ったことを丸写しすること」ではない!? : 「ためになった病」と「刺激的症候群」にご注意を! 昨今の授業では、よく学生や生徒に「ふりかえり」を求めます。今日はその話題。 ちょっと前のことになりますが、あるところで、学生諸氏の書いた「ふりかえり」を読んでいて、奇妙なことに気がつきました。 学生の書いた「ふりかえり」というものの中に、授業中に「僕が言ったこと」や「僕がしゃべったこと」が、「そのまま」抜き出されていたからです。要するに、先生の言っていることの「丸写し」です。 たとえばこんな感じ。 中原先生は・・・と言っていた。ためになった。 中原さんは・・・だと言っていた。刺激的だった。 先生は・・・だと発表した。勉強になった。 ・ ・ ・ ちょっと「求めているもの」が違うんだよなぁ、と思いつつ、それをどのように伝えようか、しばらくモンモンとしておりました。 まぁ、結論か

    ふりかえりとは「先生の言ったことを丸写しすること」ではない!? : 「ためになった病」と「刺激的症候群」にご注意を! | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net
  • 「箇条書き」ばかりしていると「頭が悪くなっちゃう」のはなぜか? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    ※8月14日から8月26日までは「夏期充電期間」ということで、ブログの更新を原則お休みいたします! またお逢いしましょう! 「箇条書きは、やめてください。極力、文章にしてください」 ・ ・ ・ 僕は、自分のゼミ生や大学院生に、このように指導をすることがあります。 大学院の場合は、これに加えて、論文指導のときは、パワーポイントなどを用いた「プレゼン」も禁止します。ゼミへの提出書類は、すべてワードで文章で打ち込んだものを準備してもらい、パワーポイントなどでプレゼンすることを禁止してしまいます。 それはなぜか? あのね、いじめぢゃありません(笑) ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ それは端的に申し上げると「箇条書き」ばかりをしていると「頭が悪くなる」からです。 ええと、「悪くなる」は言い過ぎました(笑)。 「箇条書きは頭がよくならない=思考のトレーニングにならない」 からです。 だから、僕

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  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 博士論文とは「構造を書くこと」である!?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 中原研究室も開設5年。ようやく、研究室所属の大学院生も業績がそろい、ここ1年以内に博士論文を執筆できそうな人が、ボチボチ、でてくるようになりました。 そうなれば、誠にめでたいことであり、指導教員として、気が引き締まることであります。 博士論文というのは、指導学生と教員がタッグを組みながら、各種の段階の審査を通過していく「通過儀礼」のようなものです。「これから1年間は、忙しくなるべな」と思いながら、パンツのゴムをきつくしめなおしております。血しない程度にさ。 ▼ (下記は、あくまで中原の専門分野、状況による記述とお考え下さい。博士論文のあり方は学問分野によってもことなりますし、その作法は千差万別でしょう。下記は、あ

  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 博士論文とは「最後の教育機会」である!?

    中原淳(東京大学・准教授)のブログです。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 ここ最近、指導している学生諸氏が、そろいもそろって、博士論文に挑戦しているせいでしょうか。最近、僕自身も、以前と比べて、博士論文について考える機会が多くなっているような気がします。 夜、自分が帰ろうとしているとき、ふと、研究室を見ると、まだ灯りがともっており、大学院生が論文を書いています。論文を書いている学生が、揃いもそろって、並んで、真剣にコンピュータに向かっている。声をかけようかな、とも思うのですが、「邪魔しちゃ悪いな」と思い、そうしない日もあります。 そんな日々が続くと、彼らが取り組んでいる博士論文って、どんな意味があるのかな、という思いにかられることがあります。 ▼ 「博士論文が何か?」とは、吐いて捨てるほど多種多様な既存の言説が存

  • あのマネジャーの率いる職場で「ペンペン草も生えない経験学習」が量産される理由!? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net

    せんだって中原研OBの関根さんと舘野さんが中心になって、「経験学習をコアにしたリーダーシップ開発」に関する研究会が、東京大学で開催されました。 僕も一参加者として、この研究会に参加させて頂きました。参加者、最高です。途中さまざまな用事があり、中座させていただきましたが、研究会では多くのことを学ばせて頂きました。 ご参加いただいた皆様、またとりまとめをしてくださっている関根さん、舘野さんには、この場を借りて心より感謝いたします。ありがとうございました。 ▼ さて、研究会のテーマは「経験学習をコアにしたリーダーシップ開発」です。 周知の通りですが、この20年のリーダーシップ開発研究を振り返ってみるとき、「成長資源」ないしは「学習資源」としての「経験」ほど焦点があてられたものはないことに気づかされます。 リーダーの候補となるべき人に飛躍的に成長させる「成長資源である経験」を、いかに配分し、いかに

    あのマネジャーの率いる職場で「ペンペン草も生えない経験学習」が量産される理由!? | 立教大学 経営学部 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する | NAKAHARA-LAB.net
  • NAKAHARA-LAB.NET 東京大学 中原淳研究室 - 大人の学びを科学する: 「スーパーメタ社会」を生きるビジネスパーソンに必要な3つの能力とは何か?

    中原淳(東京大学准教授)のブログです。経営学習論、人的資源開発論。「大人の学びを科学する」をテーマに、「企業・組織における人の学習・成長・コミュニケーション」を研究しています。 ここ数年ほど、様々なビジネスパーソンの皆さんと研修などでお会いして、つくづく感じていることがございます。 お逢いする方々は、皆さん優秀で熱意をお持ちの方々が多く、僕などが壇上で偉そうに言えることはそう多くはありません。 が、実際の問題解決の場面で、彼らに対して、様々なことを講義したり、ワークショップをさせていただいているあいだに、皆さまから、ご相談を受けたり、お話をうかがったり、はたまた当方が勝手に感じてしまうことがございます。 日、話題にさせていただきたいのは、 「ビジネスパーソンが苦手意識をもたれたり、つまづきをお感じになる思考のパターン」 についてです。 これはビジネスパーソンだけにあてはまることなのか、そ

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