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ブックマーク / science.srad.jp (14)

  • ムペンバ効果が実証される。温度むらのある物質は均一な温度の物質より早く冷える | スラド サイエンス

    お湯が冷たい水よりも先に凍ることがある。1963年にタンザニア13歳の少年、ムペンバ君は、熱い水のほうが冷たい水よりも早く凍ることを発見し、学校で研究成果を発表した。この「ムペンバ効果」が起きる原因は、確実な再現方法がなかったことから、物理学永遠の謎だった。 この長年の謎が、サイモンフレーザー大学の物理学者Avinash Kumar氏とJohn Bechhoefer氏の研究により、この謎は解明されることとなった。同チームはもともとムペンバ効果について研究していたのではなく、「水の単一分子に近い大きさのガラスが水中でどのように動くか」を研究していたもので、たまたま水分子に近いサイズの高温のガラスビーズが、低温のガラスビーズよりも速く冷却されることを発見。今回の成果につながったという(ナゾロジー、Science News、Smart News、GIGAZINE)。 あるケースでは、高温のビーズ

    tomoya5
    tomoya5 2020/08/15
    フランスの新生快速ドリブラー、、、
  • 作業中のBGMが創造性を低下させるという研究結果 | スラド サイエンス

    作業中のBGMが創造性を低下させるという、英国とスウェーデンの研究グループによる研究結果が発表された(論文、 ランチェスター大学のニュース記事、 SlashGearの記事)。 BGMは認知機能に影響を与える環境刺激として知られており、描画のように空間的能力に関連する作業の創造性を向上させるという研究もある。しかし、BGMが創造性に与える好影響を支持する実験結果は少ない。研究グループは創造性テストとして使われる複合遠隔連想課題(CRAT)を用い、実験1)被験者が理解できない歌詞の音楽、実験2)歌詞のない音楽、実験3)被験者が理解できる歌詞の音楽、を被験者に聴かせて無音の場合と成績を比較した。課題は3つの英単語(例: stick/maker/point)が提示され、それらと共通して組み合わせてることのできる語句(例: match)を答えるというものだ。 実験1で使用した音楽は1990年代に英国

  • MITの数学者、スパゲッティを手で曲げて短い断片を作ることなく2つに折る方法を発見 | スラド サイエンス

    スパゲッティを手で曲げて短い断片を作ることなく2つに折る方法をMIT数学者による研究チームが発見し、その仕組みを解明した(MITのニュース記事、 論文アブストラクト、 Ars Technicaの記事)。 スパゲッティなどの乾麺を手で曲げて2つに折ろうとすると短い断片ができてしまうのは、最初にスパゲッティが中央近くで折れた時の反発力で振動が生まれ、さらに折れてしまうためだ。この謎を解明した研究は2006年イグノーベル物理学賞を受賞しているが、短い断片を作らずに2つ折りにする方法は判明していなかった。 研究者はスパゲッティを手で折る実験を繰り返し、曲げるのと同時にひねりを加えることで2つに折れることを発見。ただし、非常に強いひねりを加える必要があったため、装置を作って実験したところ、最初に360度近くまでスパゲッティをひねってから曲げると完全な2つ折りができることが判明する。 この結果は太さ

    tomoya5
    tomoya5 2018/08/20
  • 柔らかい金属の切削加工時、表面にマーカーや接着剤を塗ると切削面が滑らかになることが判明 | スラド サイエンス

    アルミや銅などの柔らかい金属の切削加工時、ペンのインクや糊、テープなどを塗ることで切削面が滑らかになるという現象が確認されたという(パデュー大学の発表、APS Physic)。 材料によって有効なインク、糊、テープなどの成分は異なるようだが、こうした成分によって切削時の表面の変形がわずかに変わり、それによって切削面が滑らかになるようだ。

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    tomoya5 2018/07/20
  • NTT、「マクスウェルの悪魔」を利用した発電に成功したと発表 | スラド サイエンス

    NTTが、トランジスタ内でランダムに動く電子から一方向に動く電子のみを選り分けることで電流を流し、電力を得る実験に成功したという(NTTの発表、PC Watch、Nature Communications掲載論文)。 トランジスタ内でランダムに動く電子は熱ノイズとも呼ばれている。このようにランダムに動く粒子を観測し、特定の動きをする粒子のみを選別することは「マクスウェルの悪魔」と呼ばれており、実現が困難な問題とされていた。 今回発表された実験結果では、トランジスタ内の電子の動きを観測し、そこからある一方向に動く電子のみを選別する、まさにこのマクスウェルの悪魔を実現するものとなる。具体的には、ナノスケールのシリコントランジスタを電子を選別する「扉」として使用し、抵抗の変化で電子の動きの観測したという。 マクスウェルの悪魔というと温度差を作り出すという印象があるが、「シラードのエンジン」の項が

    NTT、「マクスウェルの悪魔」を利用した発電に成功したと発表 | スラド サイエンス
  • 国民生活センター、「水素水生成器」販売の2事業者に効果の明確化を要望 | スラド サイエンス

    独立行政法人国民生活センターが、「水素水」生成装置に対し「活性酸素の一種を抑制する水をつくるとうたった装置-飲用による効果を表したものではありません-」といった注意喚起を行っている。 問題とされているのは、「水道水を電気分解して水素を発生させることにより、活性酸素の一種であるヒドロキシラジカルを抑制する水ができる」という製品。確かにこれらの装置では水の中のヒドロキシラジカルは抑制できるようだが、人体に対しての効果は不明で「飲用による効果を表したものではない」という。 メーカーによる製品の説明自体には「示されている抑制率のデータは人体に対する効果・効能を表すものではない」との記載があるため法的な問題はないようだが、同センターは「水の中のヒドロキシラジカルを抑制するという水に、どのような効果があるのかを明確にするよう要望します」としている。

  • 米カリフォルニア州の小学生、DNA情報を理由に強制的に退学させられる | スラド サイエンス

    米カリフォルニア州の小学校で、遺伝子性疾患の1つである嚢胞性線維症の原因となる遺伝子マーカーを持っているという理由で生徒が強制的に別の学校に転校させられるという事案が発生したそうだ(らばQ、WIRED、Reddit)。 米カリフォルニア州では、遺伝子性の肺疾患を持つ子供は伝染性の感染症にかかりやすいことから、お互いに近づいてはいけない、というルールがあるとのこと。問題の舞台となった小学校にはすでに嚢胞性線維症を煩う2人の兄弟が通っており、その両親がChadamさんの転校を要求したという。しかし、強制的な退学を言い渡されたColman Chadamさんは嚢胞性線維症を発症させる可能性のある遺伝子マーカーを持っているものの、実際には発症していないという。 そのため両親は「遺伝子的な差別を受けた」として学校らに対し訴訟を起こしたという。この訴訟は遺伝子を原因として差別を受けたことに対する訴訟とし

  • 人間は性的に興奮しているとハイリスクな賭けをしやすくなる? | スラド サイエンス

    カナダ・ウィンザー大学の研究者らによると、人間は性的に興奮した状態になると抑制が効かなくなり、判断能力が低下するという(Korea Times、Mail Online)。 男女ともアダルトビデオを観て興奮している状況ではブラックジャックなどでよりリスクの高い賭けに出やすくなることが分かったとのこと。また、そのような状態だとコンドームを付けないでコトに及んでも良いと考えやすくなるという。 興奮してると能が勝り理性による判断よりも快楽に従って行動してしまうのはわかりやすい。

    tomoya5
    tomoya5 2016/02/04
  • 東京大学の研究者ら、「一方向透明現象」を発見 | スラド サイエンス

    東京大学の研究者らが、「一方向透明現象」なる現象を発見したそうだ。 この現象は、「メタホウ酸銅」という物質が、ある方向に進む赤外光に対しては透明なのに対し、逆方向に進む同じ波長の光に対しては不透明であるというもの。つまりこの物質は、片側から見たら透明なのに対し、その逆側から見ると不透明ということになる(東大の発表)。 以前から光の方向によってその透過率に差があるという現象は確認されていたが、この差が無限大になると「一方向透明現象」が起こるという。ただ、この現象が確認されたのは摂氏マイナス269度、53テスラ磁場という低温強磁場下であり、現時点ではそのままの応用は難しいという。

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    tomoya5 2015/12/26
    あかん、MM号が進化してまう
  • まったく新しい遺伝子はジャンクDNAから発生する? | スラド サイエンス

    DNAの遺伝子以外の部分はジャンクDNAと呼ばれ、不要なものであると考えられてきた。 しかし、最近の研究では一定の役割があることが判明しつつある。過去40年間、多くの科学者は新しい遺伝子が生まれる原因は「遺伝子重複」にあると考えてきた。遺伝子重複は同じ機能を持つ二つの遺伝子が重複した場合、一方が突然変異を起こしても支障がないという仕組みを持つ。このことが人間の進化を促してきたという考え方だ(Quanta Magazine、Slashdot)。 ところが、遺伝子重複から発生する突然変異とは異なり、他の遺伝子とまったく類似点のないもの孤立した遺伝子が発生することがある。このことは何十年もの間、科学者を悩ませてきたという。しかし、ここ数年の研究の結果、こうした孤立した遺伝子はジャンクDNAからランダムに発生しているという仮説が出ているそうだ。

  • オレゴン州立大学、焼くとベーコンの味になる海藻を開発 | スラド サイエンス

    米オレゴン州立大学(OSU)の研究者がベーコンの味がする海藻の新品種を開発したそうだ(ニュースリリース、 OSUのニュース記事、 Consumeristの記事)。 ベーコン味の海藻はダルスと呼ばれる紅藻の一種を品種改良したもの。ダルスはミネラルやビタミン、抗酸化物質に富み、乾燥状態で重量の16%のタンパク質を含むため、昔から用にされている。新品種も通常のダルスと同様に材として使用できるが、油をひいたフライパンで焼くと海藻ではなくベーコンの味に変わるのだという。ベーコンの風味も強いそうだ。 この品種は当初アワビ養殖の飼料としてOSUのハットフィールド海洋科学センターで作られたもので、商用規模での実用化にも成功し、特許も取得している。海藻は同センターの水槽では15年にわたって育て続けられていたが、経営学部のChuck Toombs氏が栄養価の高さに着目して品開発を提案。焼くとベーコンの味

  • 彗星の特徴は地球外微生物の活動によるもの? | スラド サイエンス

    ESAの水星探査機ロゼッタおよびフィラエによって詳細な観測が行われている「チュリュモフ・ゲラシメンコ彗星」だが、英大学の研究チームは6日、同彗星の奇妙な外観や有機物といった特徴は、彗星に地球外微生物が存在しているためではないか、という新説を発表した(AFPBB)。 探査機によるチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の観測では、氷の湖を覆う黒い外殻や底が平らのクレーター、表面に点在する大きな岩などの特徴的な地形が発見されている。複雑な有機物質も検出されており、表面の黒い層はこれら有機物質ではないかと推定されている。 研究では、彗星におけるガスの噴出が来昇華を起こせないはずの距離で始まったことに着目。これは微生物の活動により表面下に高圧ガスのポケットが形成され、そこから有機物質が噴出し彗星表面に再供給されているためではないかとの説が掲げられている。同彗星の表面に、割れ目が塞がれたり岩が動かされたりし

  • ブラックホールには形があるのか | スラド サイエンス

    ブラックホールというと黒いもやもやしたものがイメージされるが、ブラックホールにもきちんとした形状が存在するという(medium、Slashdot)。 ブラックホールは完全に重力によって支配されている空間で、中心点に向かってすべてのものを引っ張る力を持つ。すべての方向に対して均等に重力を持つこのことから、ブラックホールは球形である。おそらくは宇宙で最も完全な球体であるといって良いだろうとのこと。 しかし、常にブラックホールが完全な球体であるかといえばそうではないという。ブラックホール同士が合体した場合は、非対称な形状になることもある。この場合、長い時間をかけて振動を続けるという。

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    tomoya5 2015/06/05
  • 英国、衛星を使用しない測位システム「量子コンパス」を開発中 | スラド サイエンス

    軍事目的のために開発され、現在は腕時計やスマートフォンにも搭載されているGPS機能だが、水中での測位はできない。そのため、GPSを置き換えるものとして、イギリス国防省の防衛科学技術研究所(DSTL)が「Quantum Compass(量子コンパス)」を開発中とのこと(GPSDailyの記事、 Motor Authorityの記事、 ASCII.jpの記事、 家/.)。 量子コンパスは潜水艦内でGPSに代わるものとして開発されており、ボース=アインシュタイン凝縮を応用することで、人工衛星を使用せず地球の磁場や重力場の情報を取得して位置を特定できるという。既にシューボックス型で長さ1メートルの軍事用プロトタイプが完成しており、潜水艦や船舶だけでなく兵士も利用できるよう小型化に注力しているとのことだ。 GPSとは異なり測位に電波を使用しないことから、量子コンパスは妨害に強いというメリットもある

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    tomoya5 2014/05/26
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