「日本:東京都知事は、同性愛者差別発言を撤回すべきだ」――。 米東部時間2月1日午前零時過ぎ、ニューヨーク本拠の米主要人権団体「ヒューマン・ライツ・ウォッチ」(HRW)から、こんなタイトルのプレスリリースが受信ボックスに飛び込んできた。一瞬、「Japan」「Governor(知事)」「Homophobic Comments(同性愛差別的コメント)」の4語に目がクギづけになる。 同プレスリリースによると、昨年12月、石原慎太郎都知事は、2回にわたって、同性愛者への差別的発言を行ったという。1度目は、12月3日。都議会に再提出された、漫画・アニメ産業の規制を目的とする東京都青少年健全育成条例改正案(15日に本会議で可決し、成立)について、こうコメントした。 「子供だけじゃなくて、テレビなんかにも同性愛者が平気で出るでしょ。日本は、野放図になりすぎている」 全米屈指のシングル男性が住みや