昨日、近くの公園に立ち寄ってベンチに座っていると、向かいのベンチに自分より少し上かと思われる老夫婦が座られました。 二人は間におかきを置き、持ってこられたお茶を紙コップに注いで楽しんでおられました。 その時に思い出した話ですが、いつどこで読んだか忘れました、その上はっきり覚えていないので自分なりにまとめてみました。 ここは、常に住んでいる人は疎らな静かな別荘地の様な所です。少し入った林の中に、ログハウスのお洒落なカフェがありました。 年配のマスターが一人で切り盛りしている落ち着いたお店です。 カウンターで珈琲を戴き、バッハのピアノソナタが流れているのを楽しんでいると、年配の着物姿の女性が一人で入ってきました。 黙って、自分の一つ横のカウンターの席に座りましたが、注文もしないで黙ったままです。 しばらくすると、紳士的な男性が入って来て、その女性に声をかけました。 男 「隣に座っても良いでしょ