営業改革の新たなるビジョン - CIO Online景気の低迷が続く中、ITを活用した営業革新に注目が集まっている。収益を大きく左右する営業部門の情報化は、CRM（顧客関係管理）の実現に向けた重要な戦略の1つである。しかし、営業革新はITの導入だけで実現できるものではない。明確な目標を設定し、業務改革にまつわる種々の施策を統一的に実施しなければ成功は望めない。さらに、目的と手段を取り違えることなく営業の強化を図るには、「ガバナンス」という視点が不可欠である。 内山 悟志 （株）アイ・ティ・アール代表取締役／米国METAグループ アナリスト text by Satoshi Uchiyama 経営環境の変化と対応策 すでに、企業を取り巻くビジネス環境や企業と顧客の関係がダイナミックに変化する時代になったと言われて久しい。多くの企業が、競争力を維持・拡大するために、変化に強い企業体質を身に付けようとしており、そのための施策としてさまざまな業務改革
