日本通信は、1996年の創業時よりMVNOという新たな産業を生み出してきた会社です。あらゆるものがデジタル化し、通信でつながる社会に対応すべく、さまざまな分野で新たな規制・制度の環境整備が加速しています。このような背景のもと、当社はこれまで培ってきた強い技術ビジョンと高い遂行力を核に、安全・安心にデータを運ぶ(通信する)ことができる社会の実現に貢献していきたいと考えております。
技術解説:IP-SAN IPでSANが構築できるiSCSI、 FCIP、 iFCP 加藤正人 SNIA-Japan Forum正会員 東京エレクトロン株式会社 コンピュータ・ネットワークBU 2004/1/30 みなさんは、「ストレージのネットワーク化ソリューション」という言葉を聞いたことがあるだろうか。すなわちSAN(Storage Area Network)を指し、1990年代から普及が始まったストレージ技術のことである。これは、社会における電子データの急激な増加トレンドのなかで、情報システムのインフラに大きな変革をもたらしたといっても過言ではない。 ここでもたらされた変革とは、1980年代にコンピュータのネットワーク化がもたらした変化と同種のものであった。 従来、ストレージの役割は「特定のコンピュータの周辺装置であり、接続されているコンピュータに対してのデータの提供と保管すること」だ
Part.3 ファイバ・チャネルとは? 特集の前半では、SANの概要と構成要素について見てきましたが、本章からは技術仕様の部分に注目していきます。現在、このSANの中核となっている技術がファイバ・チャネルです。ファイバ・チャネルとは、一体どのような技術なのでしょうか。また、IPプロトコルやイーサネットとどのような違いがあるのでしょうか。そういった部分を中心に説明していきたいと思います。 ファイバ・チャネルのメリット ファイバ・チャネル技術は、ANSI T11委員会(The American National Standards Institute T11 technical committee)において標準化されている、高速デジタル・データ伝送に関する標準です。 ファイバ・チャネルはSCSIプロトコルの弱点を補う技術です。ストレージ装置のインターフェイスとしては、現在はSCSI接続によるD
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