2011年10月19日、東北大学と産業技術総合研究所、日向市は、JR鉄道総合研究所旧リニア実験施設(日向市美々津町)で、太陽熱を利用したマグネシウム製錬の実証実験を開始した。 太陽エネルギーを利用したマグネシウム製錬技術としては、東京工業大学 矢部孝教授らの太陽光励起レーザーによるレーザー製錬法がある。一方、東北大学 未来科学技術共同研究センターの小濱泰昭教授らは、凹面鏡で太陽光を一点に集光する太陽炉を用いる点が異なる。小濱教授らのチームは、マグネシウムを用いた燃料電池の開発も進めており、試作品として、電圧6V、電流2A、容量30Ahのものをすでに開発済みである。実証実験について小濱教授にうかがった。(取材・構成:山路達也) Read the rest of this entry »