90年代から00年代にかけて日本のロックシーンを席巻したSUPERCARの発起人であり、解散後も先鋭的なソロ活動を続けているフルカワミキ。フェミニンで透き通った独特のボイスは、歌のみならずナレーションにも起用されるなど、その影響力の広がりは留まるところを知らない。そのフルカワミキが、なんとAHSから販売される新作ボーカロイドの歌声を務めているという。パッケージの名前は「VOCALOID2 SF-A2 開発コード miki」、12月4日に発売される。折しも、ボーカロイド作曲者とコラボレートしたフルカワの最新シングル「サイハテ」発売の2日後である。昨今のボーカロイド現象をめぐり、「ネットとリアルの交差点&震源地」となっている彼女に緊急インタビュー。 ──早速ですが、フルカワさんがボーカロイドに興味を持ったのはいつ頃ですか? フルカワ ボーカロイドが発売された頃から、存在そのものは知っていました