頭の中で森山直太朗の 「夏の終わり」が流れている。 朝5時に起きたときには もうすでにセミが鳴いていた。 その声が どこか寂しげに聞こえたのは いつもより 少しだけ 涼しく感じたせいだろうか。 前回の記事で 猫が働く駅の話をしたのだけれど そのすぐ近くに 白虎隊が眠る山として知られる 飯盛山がある。 彼らの墓石には 15~17歳の少年達のものもあり 同じ年頃の息子を持つ親として 当時のことを思うと 本当に胸が締め付けられる。 さて 今日はそんな飯盛山にある 六角形の“さざえ堂” という建物の話。 ご存じの方も いらっしゃるだろうか。 さざえ堂は 昇降別々の 螺旋形通路になっていて 階段がなく 一方通行で上下する珍しい構造。 国の重要文化財になっていて 日本唯一 世界にも例のない 名建築とされているそうで…。 昔 飯盛山には来たことが あったのだけれど このさざえ堂のことは 全く記憶になかっ
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