Case File : キリンビール | バランス・スコアカードで、経営戦略とIT投資の融合を図る - CIO OnlineIT投資に対する評価や効果測定の仕組みについては、多くの企業がその重要性を認識しているものの、実際にその仕組みを確立しているところはいまだ少数派にすぎない。そんななか、キリンビールでは、バランス・スコアカード（BSC）を活用することで投資案件を複合的な視点から精査し、経営戦略に合致したIT投資を行うことに成功している。その目的とするところは、IT投資のビジネスに対する“効果”を継続的に評価し、限られたIT予算を有効利用しようというものである。本稿では、キリンビールのIT投資に対するビジョンを明らかにするとともに、同社情報企画部におけるBSCの活用方法を詳しく紹介する。 CIO Magazine 編集部 ● text by CIO Magazine IT投資を経営戦略と合致させる キリンビールで常務取締役兼常務執行役員を務める佐藤一博氏。氏は、「定量評価と定性評価を同じ土俵の上で、バランスを
