8月の休暇を利用して、調べものをしたいこともあってフランスに行っていた。フランスは1月のアングレーム出張以来である。日本の8月は猛暑だったが、フランスは毎日青空が広がる気持ちのいい天気だった。自然、気持ちも軽やかになるし、頭も冴える。まあ、物価の高さには閉口するが、これは日本の経済状況が変化し、昔のような経済大国ではなくなったと考えれば仕方ない。そうなれば、大国のときには見えなかったものも見えてくる。なぜか毎日、ブルガリア風(ヨーグルト風味)のキュウリ・サラダという出来合いの総菜を食べていて、結局はまってしまったが、それもそのパックが安いかったからだ。フランスの物価の高さはぼくたち旅行者だけでなく、当のフランス人たちもけっこうこたえているようだ。実際、ユーロになってから何でもがかなり高くなったのだ。特に外食は高くつく。そんなこともあって、ラーメンや定食をメインとする日本食レストランが大人気