「ヌードで終わったら格好悪いよ」 「1%でも信じてみよう」 傷ついた心を救ったユーチューブ 若い女性がアダルトビデオ(AV)に無理に出演させられる経緯には、夢をかなえたい気持ちを巧みに利用される場合も少なくない。動画投稿サイト「ユーチューブ」を活動の主舞台とするユーチューバーのくるみんアロマさん(26)は、所属した事務所の「音楽デビューさせるよ」という言葉を信じた。雑誌でのヌード撮影からAV出演に至るまで、「だまされた」と過去を振り返った。(朝日新聞経済部記者・高野真吾、林美子) 「人生は1度きり。夢をかなえたい」 「グラビアをできる人を探しているんだけど」 大学4年生だった2012年夏、東京・新宿を歩いている時に、スカウトの男性から声を掛けられた。「あなたはきれいだから、すぐにデビューできるんじゃないかな」 最初は警戒していたが、男がしつこかったこともあり、喫茶店で話だけは聞くことにした
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