会社事務所に侵入してお湯を盗んだとして、長野県警佐久署は11日、10日に建造物侵入と窃盗容疑で現行犯逮捕した佐久市の無職の男(52)を長野地検佐久支部に送検した。男は「温かいものが食べたかった」と容疑を認め、「生活が苦しく、水道、ガス、電気はすべて止められていた」などとも供述しているという。 佐久署などによると、男は10日午前4時ごろ、同市内の会社事務所に合鍵を使って侵入。事務所内のお湯約2リットルを、持参した容器に移して盗んだ疑い。同署は男が以前にも事務所に侵入し、合鍵を入手していたとみて捜査している。