《この記事は約 3 分で読めます(1分で600字計算)》 5月12日に東京ビッグサイト・青海展示棟で開催された、オリジナル作品展示即売会「COMITIA128」。COMITIAは「創作物の発表の場」として、頒布物をオリジナル作品に限定しているのが特徴だ。そこへ訪れた人はなにを求め、そして、どんな本と出会ったのだろうか? 小桜店子氏に寄稿いただいた。 あなたのことを、もっと知りたい 『私の東京藝術大学物語』 発行:polocco 著者:川崎昌平 【告知】コミティア128の新刊『私の東京藝術大学物語』ができました。B6判、52頁。内容は、高校3年生の私が東京藝術大学を受験し、合格するまでのエッセイ。これを読めばあなたも東京藝術大学に現役合格できるようになります。#COMITIA128 #コミティア128 pic.twitter.com/cyMLSz1i61 — 川崎昌平『ぽんぽこ書房 小説玉石
《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》 6月7日にニューヨーク・タイムズなど一部マスコミで「最終合意に至った」とされた米最大手書籍チェーン店のバーンズ&ノーブル(Barnes & Noble、以下B&N)の身売り話だが、ウォール・ストリート・ジャーナルなどは、今回話をとりまとめたエリオット・マネージメントより先に買収交渉をしていたリーダーリンク(ReaderLink)社も、エリオットの買収額を上回るオファーを出してくるだろうと報じている。 リーダーリンクは、全米6万6000店の量販店に書籍を卸す取次で、他にも出資者を探してでもエリオット側が提示した1株6.50ドルを上回り、レン・リッジオ会長にとっても魅力的なオファーにすべく奔走しているという。 他のビジネス誌も、B&Nの株価がエリオットが提示した6.50ドルを上回っていることから、市場がもっといいオファーを期待していると
《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》 日本でも『ヴァギナ』『美の陰謀』などの著書が翻訳されているリベラル・フェミニストのナオミ・ウルフだが、新刊「OUTRAGES: Sex, Censorship, and the Criminalization of Love」で、19世紀の文献の意味を誤解していることをBBCラジオとのインタビューの最中に指摘されるというハプニングがあった。 これはウルフが著書で書いた、19世紀のイギリスではヴィクトリア時代の詩人、ジョン・アディントン・シモンズを含む、何十人もの男性が同性愛が理由で処刑されたという部分に関するもの。BBCのラジオ番組で、聞き手役のマシュー・スチュワート氏から、ウルフが見つけた “death recorded” という記述は、恩赦を受ける余地があるとした被告に対し、裁判官が死刑を宣告しなくてもよいという意味で、実際に死
左から電流協/大日本印刷 浅羽信行氏、ピースオブケイク 水野圭輔氏、集英社 籾山悠太氏、講談社 鈴木綾一氏、ベネッセコーポレーション 五木田隆氏、出版広報センター/集英社 伊東敦氏 《この記事は約 3 分で読めます(1分で600字計算)》 一般社団法人電子出版制作・流通協議会(以下、電流協)は5月22日、「電流協アワード2019」の表彰式を行った。大賞は講談社「DAYS NEO」。 電流協アワードは、電子出版分野の制作と流通に関して、企業・団体等の優れた製品/サービス/業績/研究等について表彰することにより、電子出版市場の活性化と発展に寄与することを目的として実施されている。今回が2回目。選考委員長は植村八潮氏(専修大学教授)。 電流協大賞 DAYS NEO/株式会社講談社 著者が編集者を逆指名できるマッチング型マンガ投稿サイト。編集部横断型という点で差別化され、投稿者に確実に「出口」が見
《この記事は約 2 分で読めます(1分で600字計算)》 2019年の国際マン・ブッカー賞はオマーン出身のジョハ・アルハーシと翻訳者のマリリン・ブースが受賞した。 世界中の言語から英語に翻訳された作品に贈られる国際ブッカー賞の受賞作「Celestial Bodies」は、著者がアラブ諸国からの作家としては初めてで、翻訳者と賞金5万ポンドを折半する。版元はスコットランドの小出版社、サンドストーン出版で、受賞のニュースを受けたとたん、同社としては前代未聞の数を増刷した、とロバート・デイビッドソン編集主幹はコメントした。 「Celestial Bodies」は時代の波に翻弄されるオマーンの3人姉妹の成長譚で、植民地時代から後を引く問題や、最近まであった奴隷の問題にも取り組んだ意欲作。アルハーシ氏は「この本が対話のきっかけになることを望んでいます」とコメントした。 マン・グループが同賞のスポンサー
《この記事は約 11 分で読めます(1分で600字計算)》 株式会社Jコミックテラスが運営する「マンガ図書館Z」が実業之日本社と実施している実証実験。取締役会長でマンガ家の赤松健氏と佐藤美佳氏(現:Jコミックテラス代表取締役社長)へのインタビュー後編です。前編はこちら。 読者をどこまで増やせるか? 佐藤 仰るように課題としては、読者をどこまで増やせるか、というのはありますね。作品をお預かりしたことを、どう伝えていくか? それをどう読んでもらうところまで持っていくか。現在、月間100万人以上のユーザーはいますが、もっと増やさないといけないとは考えています。 ―― IT用語でいえばティッピングポイントを超えるにはどうすれば良いかということですね。わたしのように40代の読者だと「あの懐かしいマンガが!」と喜んで読むのですが、若い読者は絵柄だけで敬遠してしまったり、古い作品だとどうしても画質が落ち
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