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ブックマーク / ogwata.hatenadiary.org (3)

  • 1975年以降に出された15冊の組版規則書における行頭禁則の違い(追記あり) - もじのなまえ

    行頭禁則の範囲には、規則ごとの考え方の違いがよく現れる。手元にある1975年以降に出された15冊の組版規則書で、どのように行頭禁則の範囲を規定しているのか、すこし詳しく調べてみた。 行頭禁則の違いを表にしてみよう 以下に掲げるのは、「日語組版処理の要件(日語版)」(以下、要件)の文字クラスを基準として、1975年以降に出された組版規則書にある行頭禁則の対象と比較した表である。 「要件」を基準とした理由は、参照が比較的容易であり、また禁則の対象が最も多いからだ(見て分かるようにJIS X 4051より多い)。「要件」が定める文字クラスの内容については項目名の各カラムを、そして各書の規定内容についてはページ数の各カラムをクリックすれば確認いただける。 書名 刊年 編者・著者/版元 掲載ページ ⓐ句点類・読点類 ⓑ終り括弧類 ⓒハイフン類 ⓓ区切り約物 ⓔ中点類 ⓕ繰り返し記号 ⓖ長音記号

    1975年以降に出された15冊の組版規則書における行頭禁則の違い(追記あり) - もじのなまえ
  • 「シンポジウム電子書籍の組版を考える」の発表内容が公開 - もじのなまえ

    昨年8月に開催された文字の学校主催「シンポジウム 電子書籍の組版を考える」での発表全文が公開されています。 電子書籍の御利益というと、真っ先に浮かぶのがリフロー表示ですが、リフローしても見やすい画面表示(組版)を確保するには、まずそのための組版ルールが必要の筈です。来はこれほど衆知を集めるべきテーマはないと思うのですが、残念なことにこれを正面から取り上げたのは、この半年も前に開かれた上記のシンポジウムが希少例というのが現実です。 その貴重なシンポジウムの内容が、ようやく公開されました。 シンポジウム電子書籍の組版を考える じつは、このシンポジウムのレポート原稿をずっと書いているのですが、なかなか完成できずにいます。上記のページは、その原稿用に作成した音声起こしが元になっています(もちろん、発表者の皆さんがチェックを入れているので、そのままではありません)。 ここで示されている考察は、リフ

    「シンポジウム電子書籍の組版を考える」の発表内容が公開 - もじのなまえ
  • 「強い禁則」は主流か?——『日本語組版処理の要件』へのフィードバック(追記あり) - もじのなまえ

    概要 『日語組版処理の要件』(以下、『要件』と略)では、3.1.7 行頭禁則において、その対象として小書きの仮名と長音記号を含めている。しかし、ある公立図書館に架蔵する近代小説を抽出調査したところ、そうした強い禁則を採用した書籍はごく少数に止まることが分かった。『要件』のこの部分は日語組版の実態に即しておらず、改めた方がよいと考える。 『日語組版処理の要件』における行頭禁則の規定 公的な性格が強い『要件』 『要件』は日語組版の概説文書である。ウェブの標準化団体W3Cの技術ノートとして公開されており、英語のものが正式版で日語版は単なる翻訳という位置づけだ(ただし、筆者の英語能力ゆえに稿では日語版を対象とさせていただく)。 日には以前から組版規格としてJIS X 4051:2004『日語文書の組版方法』があったが、これは総ページが200をこえる膨大な文書であり、日語を話さな

    「強い禁則」は主流か?——『日本語組版処理の要件』へのフィードバック(追記あり) - もじのなまえ
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