私の地元は長崎県のとある田舎なのだが、一昨日仕事が終わってから夜遅くに地元に帰った。家には母がいるのだが、家に着いた時はちょうどお風呂に入っていたようでインターフォンを鳴らしても出てこなかった。しょうがないので外で待とうと振り返り、空を見上げてみて私は言葉を失った。 あまりに星が綺麗だったのである。 夜空に散りばめられたその純粋な輝きに、単純に驚いてしまった。こんなに綺麗な星を見たのはいつぶりだろうか。何年か前に屋久島で見た星空に心を奪われて以来かもしれない。だけどあの感動は、神秘の島屋久島だからこそ味わったものだと思っていた。非日常の旅に出て、心安らげる仲間がいて、そして幾千年と歴史を刻んでいる世界遺産縄文杉のある島にいるという特別な状況だったからこそ味わった夜空の感動だったと思った。でも違った。星はいつだってすぐそば傍にあったんだ。 でもその煌く光を私はずっと気づいてこなかったと思う。
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