上野駅の山手線ホームからエスカレーターで公園口通路に上がり、しばらくコンコースを歩くとエキナカ商業施設「ディラ上野」が広がる(「エキナカ」とは、人によって定義が若干異なる場合があるが、ここでは「改札口の内側」を指す)。 知育玩具やトラッドファッションまで 前回の有楽町では、東京国際フォーラムの遊休スペース、すなわち「空間のすき間」を活用して、客から喜ばれている屋台ビジネスを紹介した。今回は上野駅構内を歩きながら、「時間のすき間」の活用法ついて考えてみたい。 上野駅はターミナル駅なので、KIOSKや弁当店、そば店やカレーショップなどの飲食店が軒を連ねているのは想像通りだが、ここはそれだけではない。例えば書店の「ブックエキスプレス」。週刊誌や月刊誌に加え、ビジネス専門誌まで並ぶ。書籍もハードカバーの小説、文庫、新書のみならずビジネス書まで品揃えされるなど本格的だ。 CD、DVDの専門店「CD