米Microsoftは米国時間2011年3月30日、米Googleが欧州の競争法に違反しているとして、欧州連合(EU)の欧州委員会(EC)に正式に申し立てる意向を明らかにした。Microsoft上級副社長兼法務顧問のBrad Smith氏は、Googleの過去10年以上にわたる革新を讃えたうえで、「いずれの競合事業も阻止しようとする行動パターンをGoogleが拡大していることに懸念を覚える」と述べている。 ECは昨年11月、複数の欧州インターネットサービス会社からの苦情申請を受け、Googleを競争法違反の疑いで正式に調査することを発表している(関連記事:欧州委員会、競争法違反の疑いでGoogleの正式調査を開始)。 Googleは米国検索市場でも圧倒的なシェアを占め、検索広告や書籍検索における支配力に関してたびたび問題視されてきた。しかもECのデータではGoogleは欧州検索市場で約95