「よし、おいらにまかせなっ。」 こんな男前な岡っ引き親分が(江戸らしき)町を舞台に大活躍する時代劇調絵物語。 でもこの親分、男前だけど口が・・・そう、ここは虫の町、親分は蜘蛛なのです。 お菓子屋の老舗の「ありがたや」に盗人からの予告状。お祭りのための倉のお菓子を今夜盗みに来ると店の者(蟻)達が泣いている。 蜘蛛の巣親分、倉を蜘蛛の巣で囲っていざ見張り!ところが、敵は姿の見えないかくればね。悪戦苦闘の親分、さぁどうする? 小気味良い時代劇調の語り口と奇想天外なストーリー。そして何といっても出てくる虫達がとってもリアル。と言っても虫がちょっぴり苦手な私でも気持ち悪いわけではなく、愛嬌のあるキャラばかり。 それぞれの働きや能力を生かしているところが面白い!隅々まで眺めて思わず虫の世界に興味を持ってしまう・・・と子ども達の心をがっちりつかむ話を描く作者はただものではないはず。 それもそのはず、かつ
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