Image credit: ESA 欧州宇宙機関(ESA)のスペースプレーン実験機IXVの打ち上げに向けた準備が、着々と進められている。IXVはすでにヴェガ・ロケットの頭の部分に搭載されており、2月11日に宇宙へ向けて飛び立つ予定だ。 IXVはESAが開発したスペースプレーンの実験機で、将来の再使用宇宙機の開発に向けた実験を行うことを目的としている。見た目は巨大な革靴のような格好をしており、スペースシャトルのような大きな翼は持っていない。この胴体の形状はリフティング・ボディと呼ばれ、この形によって胴体全体で揚力を発生させることができ、また後部に装備された2枚の大きなフラップを使うことで、大気圏内である程度飛行を制御することが可能となっている。機体の全長は5.0m、全高は1.5m、全幅は2.2mで、打ち上げ時の質量は2t。 IXVはアイ・エックス・ヴィーと発音し、Intermediate E