2015年11月から量産を開始 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)は2015年11月4日、日本ゼオンがスーパーグロース法(SG法)を用いたカーボンナノチューブ(CNT)の量産工場(山口県周南市)を稼働させたと発表した。 SG法とは、通常のCNT合成方法に加えて、微量(数ppm)の水分を添加する合成方法だ。これにより、10分の成長時間で2.5mmの高さの垂直配向単層カーボンナノチューブ構造体が生成可能になる。従来の合成法より1000倍の成長/触媒効率を維持し、製造コストの大幅な削減を実現したという。