【フジテレビ 藤田記者】世界遺産登録について質問があるのですけれど,一度は日韓外相会談でお互いの世界遺産登録に向けて協力し合うということで確認を取ったと思うのですれけれども,ぎりぎりの段階でこのように交渉が難航したという最大の原因はどこにあったとお考えでしょうか。 【岸田外務大臣】おっしゃるように日韓外相会談で協力していくことで一致をしました。そして世界遺産に関して勧告の中で歴史全体がわかるように説明をする,こうした勧告がなされています。これに誠実に応じるために日本側,韓国側が発言するということになりました。その発言について調整が行われたわけですが,登録を確実にするために,日韓間の調整ももちろんありますが,日韓以外にも19の理事国が参加をしています。こういった国々にも丁寧に説明をしなければなりませんし,登録を確実にするため丁寧に作業を行った,こうした結果であると認識をしております。 【フジ