最近の太陽の活動は過去100年間でもっとも弱いのだそうだ。政府系団体に気象情報を提供しているアメリカのヴェンコアウェザーは、NASAから提供された黒点がまったくない太陽の画像に言及して、太陽がビリヤードの玉状態になったと発表した。 天文学者によれば、太陽活動は11年のサイクルで増減を繰り返しており、現在は1755年から数えて24周目にあたるサイクル24(第24太陽活動周期)にある。しかし、現在の不活発状態が続くようであれば、地球はミニ氷河期に向かう可能性もあると懸念されている。 黒点のない太陽は次の太陽活動極小期の前触れ 先月、6月4日には太陽表面の黒点がまったく見られなくなり、ほぼ4日間にわたり低調な活動が続いた。その前の2月にも非常に不活発な時期があり、NASAによってビリヤードの玉のような太陽の姿が撮影されている。これほど黒点の数が減ったのは、1906年2月に極大を迎えたサイクル14