見ないで物の存在と位置を判定できる量子的方法を開発!光を当てないで(相互作用をしないで)観測できる方法の実現へ 静岡大学および名古屋市立大学共同論文発表 Nature Research 社『Scientific Reports』2023年5月19日に掲載 【研究成果の概要】 静岡大学大学院総合科学技術研究科理学専攻の 冨田 誠 教授 および 名古屋市立大学大学院芸術工学研究科 の 松本 貴裕 教授 の共同研究グループは、光を当てないで(物理的相互作用をしないで)物の存在と位置を同時に判定できる量子光学※1的手法の開発に成功しました。 私たちが物を見るということは、そこに当たった光を捉えるということです。したがって、真っ暗闇の中では物は見えません。 しかし近年、観測対象に光子※2を1個も当てないのに、物体が存在することがわかる観測方法が考案されています。この方法は、量子光学の分野において“相