2024年1月22日のブックマーク (1件)

  • デス・ゾーンに追いやったのは。|タカハシコウキ

    先日、いつものようにamazonで書籍のチェックをしていると、背筋にへんな悪寒を覚えるタイトルと、よく知っている顔写真が帯に写っているに出会った。 河野啓氏著の『デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場』、その。 すぐに書店に走って、一日で読んだ。 開高健ノンフィクション賞を受賞したとのことだったが、読み終えた感想は、 「確信をついているようでもあり、その一方で何も無い」 というものだった。 栗城史多という、メディアが積極的に創り上げた偶像については、丹念に調べ上げられている。 著者自身もテレビ仕事を通じて彼と関係を持っており、彼がいかにメディアに祭り上げられていったか、その過程に説得力もある。 その点では、確信をついている。 書では彼の「秘密」にも触れられているが、正直この事実は私自身も2013年にヒマラヤに行ったときにシェルパから聞いていた話だったので、別に驚きはなかった。 「確

    デス・ゾーンに追いやったのは。|タカハシコウキ