「3DSいる?」 こんな奇怪なメールが友人から届いたのはかれこれ二週間ほど前になる。 彼が数年前から『モンハン』にハマってたのはチラっと聞いていたが、ぼく自身は二時間プレイして飽きたという経験もあり、さらに本人もぼくとおなじ意見でわりと昨今の“狩り”ブームには冷ややかな視線をおくっていた。 強烈な「アンチ」からあるきっかけで「推し」になるとその反動で「神推し」になることがあると、あるアイドルヲタから聞いたことがあったが、彼は典型的なその症例に当てはまり、見事に仕事以外の時間を、いや生活を『モンハン』にささげていた。 彼とは二十数年の付きあいになるが、ぼく以上にあまのじゃくな性格であり、当然『モンハン』のようなメガヒットゲームにハマるとはつゆ知れず、しかもそんなことになってるなんて思いもしなかった。そして、ぼくがあまり『モンハン』に良い印象を持ってないことも知っていたので、言ったところで無駄