菅直人首相(63)は15日夜、都内で仙谷由人官房長官(64)らと会食し、ねじれ国会の打開策について「新たに国民に参加してもらうことで、超えられる可能性がある」との考えを示した。意味不明だが、長野県軽井沢町での10日からの夏休みの“自由研究”の発表よろしく、本人は満足げだったという。 出席者によると、会食で首相は「新しく国民の皆さんに参加していただける民主主義の形が模索できないか。市民派としてやってきた首相として、国民的な課題を議論できる場を作ることを探りたい」と語った。 具体策には踏み込まなかったが、各会有識者に一般市民を加えた新たな議論の場を設けることをテコに、国会運営を乗り切りたい考えとみられる。政府筋は、首相が4日間の夏休みでこうした考えを持つようになったと解説した。 ただ、さっそく、「本来の議論の場である国会を軽視している」(自民党中堅議員)、「『市民派』というフレーズを使い