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  • 「秒速5センチメートル」絵コンテ集を読んで - subculic

    アニメーション秒速5センチメートル 絵コンテ集 新海誠出版社/メーカー: ムービック発売日: 2012/12/20メディア: おもちゃ&ホビーこの商品を含むブログを見る一般書店では取扱いしておらず、通販での購入。特別限定生産版DVD-BOX付属の特典ディスクに、音を付けコンテ編集した「動画コンテ」が収録されており、コンテ段階の画は見慣れたものだったはず、けれど。コンテ集が読み物として面白いのは、演出意図をより明確に捉えた先に新たな解釈を発見できるからなのだろうと思う。「桜花抄」は尺指定なしでコンテを描き、音のトラックに合わせて気持ちよさを追求し、最後のカットの尺を出していったのだという。モノローグ主体の物語であるから可能な手法とはいえ、映像作品の三要素「映像」「音」「時間」のバランスからいって異質。詩的でナイーブな貴樹をより際立たせていくかのような設計図の作成法だが、いついかなるときでも「

    torish
    torish 2013/01/12
    カナエは美しい世界に囲まれた祝福された存在であるという感覚をビジュアルで見せたいのです
  • 「氷菓」14話を観て――山田尚子のカッティング・イン・マジック - subculic

    アニメーションようやく始まった。否、始まっていた。古典部シリーズがアニメ化されると聞いて、楽しみにしていた挿話が「クドリャフカの順番」の料理コンテスト、「遠回りする雛」の二。特に前者はダブルヒロインが大活躍するシリーズ屈指のエンタテイメンツ。『氷菓』第14話「ワイルド・ファイア」は文化料理コンテスト回だった。しかも、山田尚子さんの演出・コンテ回という数奇な巡り合わせ。思わず身構えて観てしまった。焦点は摩耶花の焦燥と解放、古典部の仲間意識だったけれど、まさかこんな童話的な演出を仕掛けてこようとは。傑作回だと思うので、細かくみていきたい。 ■「ワイルド・ファイア」横位置(横顔)カット集山田尚子回定番の横顔から。『氷菓』でローテーションを組んでいる植野千世子作監と相まり、他の回とは少し雰囲気を感じさせる。横顔は顔の厚みや凹凸、丸みが画面に出ることになり、繊細に立体をとらないと違和感を生じさせ

    torish
    torish 2012/07/26
  • 「うさぎドロップ」は幸せなアニメだった - subculic

    アニメーション『うさぎドロップ』の第1話を観たときの衝撃はすごかった。なにせ、次の日には原作を買いに走っていた。精緻な心情描写、柔らかな色使い、子供と大人の対比的なカットワーク、ダイキチの三十路過ぎという設定からも社会人の感情移入が加わり、これは原作を買わねばと焦らされたものだった。そして原作を読み、再度アニメを鑑賞し、亀井幹太監督以下スタッフの読み込みの深さに舌を巻く。なんて余念のない尺の使い方なんだと。丁寧に原作を膨らませ、11話しかないノイタミナの枠でほぼ原作のペースと相違ない第1話にしてしまっている。原作の4巻分にあたる“前半部”に絞ってアニメ化すると調べてわかったが、それでも24話(1巻につき6話)あるのに、目移りせず、腰を据えてダイキチとりんの出会いを描いている。“はじまり”にはこれだけ時間を使ってもいい、言い換えれば、物語上大切な挿話は手塩にかけて育てていきますよという作り手

    torish
    torish 2011/09/27
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