先程まで、テレビ朝日の上記番組に出演した堀江被告人を見ていました。時々、涙ぐむ場面もあり、やはり、実刑判決を宣告されたことにかなり衝撃を受けているんだな、と思いました。出演した主任弁護人が、以前の意気軒昂とした姿とはかなり変わり、顔色も良くなく、疲れた感じで、判決の不当性を必死に主張する様子にも、複雑なものを感じました。 刑事の控訴審は、裁判を再度やりなおすものではなく(専門用語で言うと「事後審」)、この事件でも、東京高裁が、原審である東京地裁の審理や判決に誤りがないかどうかを事後的にチェックする、というものになります。 もちろん、出た証拠の評価(この点については被告人、弁護人も大いに異論があるでしょう)については、高裁で徹底的に争うことはできますが、既に原審段階で行った主張の繰り返しにはなる可能性が高い上、刑事の控訴審では、新たな立証は大幅に制限される(原審で出すことが不可能だった証拠以