ポール・ゴーギャンの絵画の展示を禁止しようという声が上がっている。彼が、未成年のタヒチ女性に怪しからぬ行為に及んだから、というのがその理由だ。そこで我々も、ロシアの歴史をひもとき、今日では非難されるだろう「蛮行」をやらかした歴史的人物を見つけ出した。そして、全員にアメリカ式の厳罰を加えてみた。ちなみに、見出しの「#MeToo」(私も)は、ご存じSNS用語で、セクハラ、性的暴力などの被害を告白、共有する際に使われる。 いやあ、大変な時代に生まれたものだ!11月28日、ニューヨークタイムズ紙に、ポール・ゴーギャン(言わずと知れた19世紀のポスト印象派の画家)についての記事が掲載された。とくにロンドン・ナショナル・ギャラリーでの彼の作品の展示を問題にしているのだが、その記事は題して「ゴーギャンの展示をキャンセルすべき時が来たか?」 これは、展覧会のスポンサーが、タヒチで数年間を過ごしたゴーギャン