2012.04.03 ベルリンのクラブ・シーン保護のため、市が1億円をかけて音楽協会を設立 text by HigherFrequency イギリスの The Guardian や Mixmag が報じたところによると、世界的に有名なベルリンのクラブ・シーンを保護するために、同市 の Klaus Wowereit 市長が100万ユーロ(日本円で約1億円)をかけて音楽協会を設立する予定だという。 ベルリンのクラブ・シーンは、ヨーロッパ中から観光客が訪れるナイトスポットであり、同市の経済を支える主要な産業の一つ。しかし、近年は不動産開発業者の介入による地価の高騰が続き、移転や閉鎖を余儀なくされるクラブが後を絶たないそうだ。日本にはベルリンのシーンの充実ぶりが伝えられることが多いので意外な話にも思えるが、実際にベルリンでは「clubsterben(クラブの死)」という造語も生まれているらしい。