書店管理官シリーズの『DAI-HONYA』『THE LAST BOOKMAN』(原作:田北鑑生)が電書化されました。Kindle、iBooks、楽天、他主要電書書店で既に配信されています。 この2作品の電書化というのは皮肉めいててなかなか感慨深いものがあります。すでにこの2作をお読みになっている方は、その意味するところはおわかりと思いますが、未読の方もおられると思うので、ネタバレしない範囲で記しておきましょう。 『DAI-HONYA』が初単行本化されたのは1993年。CD-ROMやフロッピーディスクを利用した電子書籍用リーダーが発売されたばかりの時代でした。民間のインターネットもまだありません。原作の田北さんの先見性には驚くばかりですが、それもそのはずでこの頃彼は現役の書店店員だったのです。 1作目では「紙の本」を読む文化はいっきに衰退するかと思いきや、いびつな形で先鋭化・巨大化します。
![TORI MIKI'S BLOG: 『DAI-HONYA』『THE LAST BOOKMAN』の電書化に際して思うこと](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f94ae224c7c834e69f20ee7d30f64da16c9a8c29/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2F4.bp.blogspot.com%2F-SMwwL3EZd8U%2FV7A_437GSRI%2FAAAAAAAABBI%2FtMUU0nKnbwksTQFrSlD1kRoofMxc0a1LgCK4B%2Fw1200-h630-p-nu%2F51rgMJIsp0L.jpg)