ブックマーク / aniram-czech.hatenablog.com (6)

  • 想像力の向こう側 - チェコ好きの日記

    めちゃめちゃ暗い話なんだけども、数年前、あるブログを夢中で読んでいた。具体名は伏せるが、ブログ主の彼は、自殺を決意していた。 勤めていたエロゲーの会社を退職し、あとは働かずに貯金で生活、お金が尽きたところで死ぬという。ブログには、死をむかえるまでの日常が、丁寧な筆致で綴られていた。その人がブログに書いた最後の記事は、「これから樹海に行きます」だった。 もちろん、真偽は不明である。私がそのブログを発見したのは、最後のエントリが更新されてからさらに3年くらい経ったときだったので、ブログ主と交流したりとかはなかった。それでも、そのブログが悪趣味な嘘であったらどんなにいいかと思った。もしくは、「樹海に行きます」のエントリを更新した後、気が変わって「やっぱやーめた」ってなっていたら、とか。 ブログ主亡き後に読む、彼の日常は平坦だった。 朝起きて、朝をとって、近所の図書館に行く。一晩中かけてゲーム

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    toronei 2017/08/11
  • 青森で考えた『シン・ゴジラ』の感想 - チェコ好きの日記

    『シン・ゴジラ』を8月の上旬に観てもう1ヶ月以上経っているんですが、観た直後は正直「これ感想とか書かなくてもいい系のやつだな」と思ってしまいました。それは決して「つまらなかった」というわけじゃなくて、むしろクソつまらなかったらクソつまらなかったが故に書きたいことが浮かぶんですけど、普通に面白かった(でも特に突出して面白いわけではない)と思ったので、「じゃあ別に何もいわなくていいや」と判断してしまいました。 そしてそのまま1ヶ月経ってしまったのですが、先日フラっと青森まで小旅行に行ったら突如書きたいことが思い浮かんだので、今回はそれを書きます。なお、結末に関して思いっきりネタバレをするので、嫌な人はこの先は読まないで下さい。 青森県立美術館と成田亨 まず、青森に着いてから真っ先に訪れたのが、奈良美智の作品で知られる青森県立美術館でした。上の写真は有名な「あおもり犬」。ここに雪が積もったりする

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    toronei 2016/09/20
  • 欲望にひた走った中村うさぎが逆に禁欲的であるという聖書のはなし/あるいは『フラニーとズーイ』。 - チェコ好きの日記

    怪しげなカルト宗教にハマってしまったわけではなくただの趣味ですが、最近聖書に関するをたくさん読むようにしています。今回読んで面白かったのは、クリスチャンでカルヴァン派の作家・佐藤優さんと、同じくクリスチャンでバプテスト派のエッセイスト・中村うさぎさんの対談。Kindl版もあるよ。 聖書を語る 作者: 佐藤 優,中村うさぎ出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2014/04/18メディア: Kindle版この商品を含むブログを見る 私はこれを読むまで中村うさぎさんがクリスチャンであるということを知らなかったのですが、書の冒頭で語られる、佐藤さんが中村さんに興味を持った理由がすごく面白かった。中村うさぎさんといえば、買い物依存症、美容整形、ホストクラブ通い、デリヘル嬢体験などなど、欲望に忠実にやりたいことをやりたいだけやってきた女性という印象があったのですが、佐藤さんはそんな彼女のことを

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    toronei 2015/10/07
  • 芸術家は露出狂 - チェコ好きの日記

    映画、美術、文学、演劇、その他何でもいいんですけど、とにかく芸術に関する批評などを書いている人がいた場合。 その人は、たぶん9割くらいの確率で、「当は自分も創作側の人間になりたかったけど、才能がなくて諦めた人」です。 「才能がなくて諦めた」はちょっと言い過ぎかもしれないけれど、芸術の“批評家”は、少なくとも1度は“創作側”を志した、もしくは経験したことのある人間が多いです。 何らかの理由で途中で創作側になることを諦め、“批評家”に転向したのです。 何を隠そう、私もそんな「才能がなくて諦めた」人間の1人。 詳しくは以前書きましたが、私小学生の頃は、将来マンガ家になる予定でしたので…… まったくどうでもいいことを学んでいた私の大学4年間について - (チェコ好き)の日記 そこで考えてしまうのは、そんな“芸術家(創作側)”と“批評家”を隔てているものって、いったい何なんだろうということです。

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    toronei 2013/11/18
  • 貧乏がデフォルトな20代…『年収150万円で僕らは自由に生きていく』 - (チェコ好き)の日記

    2012-11-25 貧乏がデフォルトな20代…『年収150万円で僕らは自由に生きていく』 働き方 生きていくのには、何かとお金がかかります。 費、住居費、衣服費、娯楽費、医療費、その他もろもろ。『ぼくはお金を使わずに生きることにした』の人みたいに、サバイバルなホームレスになってやるぜ! っていうのも悪くはないと思いますが、 ぼくはお金を使わずに生きることにした作者: マークボイル,吉田奈緒子出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2011/11/26メディア: 単行購入: 6人 クリック: 121回この商品を含むブログ (31件) を見る ま、現実的には無理でしょう……生きていくには、お金がかかる。 その「お金」は、仕事をして、働いて、稼がなくてはならない。 だからこそ、「働く」ことと「生きる」ことは、しばしば同列に語られます。ただし、日の経済はすでに頭打ちで、これ以

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    toronei 2013/10/22
  • ブラック企業に入っても、人生詰まない5つのポイント - チェコ好きの日記

    わたくしゴトで恐縮ですが、この度、4月末をもって、 2年間つづけた仕事を、やめることになりました。 より正確にいうと、「やめる」というよりは、自分から降格を願いでた感じです。 同じ会社で5月からも働くのですが、全く別の職種で、別の仕事をします。 (お給料は下がります。その分、負担も軽くなるし勤務時間も短くなります) まだ会社に籍があるため、詳しく書けない部分もありますが、私が2年間勤めていた会社(今後も勤めるんだけど)は、ネットで「ブラック ○○(会社名)」で検索すると、たくさんの記事がヒットします。 それもそのはず、毎日のように残業していたけれど1度も残業代なんてつかなかったし(みなし残業代といって、固定給にふくまれているらしい?)、たくさん休日出勤したけれど、手当なんてもらったことありません。オマケに社風は軍隊のようで、結果を出せなければ容赦なく罵声を浴びせられました。おかげさまで、同

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    toronei 2013/05/04
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