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  • 島田紳助の芸能界引退は何が理由だったのか? 今こそ知っておきたい「暴力団」 | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    島田紳助の芸能界引退は何が理由だったのか。 経緯を辿ると――吉興業が、紳助と暴力団幹部との親交を示す携帯メールを入手し、同社としては放置できないので、紳助を呼び出して事情を聞いた。紳助はメールが事実だと認め、自らの引退を言い出し、結局、吉興業は紳助の引退を受け入れた――という流れになる。つまり紳助は暴力団幹部と交際を断つか、それとも吉興業を辞めるかという選択を迫られ、結局、暴力団幹部との交際を選んだ、とこの騒動を解釈できよう。 ここで疑問が起きる。高視聴率を誇る人気タレントに芸能界を捨てさせるほど、暴力団は魅力があるのか、と。 次のようなことが、仮説として考えられる。今回の引退は魅力ゆえではなく、暴力団への恐怖からだった、と。十数年前、紳助は右翼から街宣車動員の集中攻撃を受けた。それを収めてくれたのが件の暴力団幹部だった。大恩がある。足を向けて寝られない。その幹部と絶交すると言い出せ

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    toronei 2022/08/14
  • 最初は「田舎者」だったビートルズは一夜にしてヨーロッパを完全制覇した | 対談・鼎談 | Book Bang -ブックバン-

    ピーター・バラカン×北中正和・対談「なぜビートルズだけが別格なのか?」 1970年のグループ解散から数えて、すでに半世紀。にもかかわらず、いまなおカリスマ性を失わず、時代、世代を越えて支持され続けるビートルズ。いったん頂点に上り詰めても、たちまち忘れ去られるのが流行音楽の常なのに、なぜ彼らだけは例外なのか――。 世界各地のポピュラー・ミュージックに精通する音楽評論の第一人者が、彼ら自身と楽曲群の地理的、歴史的ルーツを探りながら、その秘密に迫った『ビートルズ』が9月に刊行。 著者である北中正和氏と1960年代をロンドンで過ごしたピーター・バラカン氏が、彼らの魅力をさまざまな角度からひも解いていく。 *** バラカン(以下、バ) まず北中さんがビートルズに関するを書くとは夢にも思っていなかったので、正直びっくりしました。 北中(以下、北) 友だち全員からそう言われてるんです(笑)。 バ 僕も

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    toronei 2021/12/04
  • インタビュー嫌いの大物芸人に人生を捧げたファンの“研究本” | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    プロレスは底が丸見えの底なし沼だと言われるが、明石家さんまもまた底が丸見えの底なし沼である。 彼のキャラクターもプライベートも日国民なら誰もがよく知っているつもりなのに、これまでどんな人生を歩んできたのかについてはよく知らない。なぜなら彼はインタビューが嫌いで、ちゃんとした自分語りをしたこともほとんどないからだ。 ボクは明石家さんまインタビューを実現させるために、テレビでの共演オファーを何度も受けて関係性を築き、『さんまのまんま』出演時に質問攻めにしたり、NETFLIXのCMでインタビューしたりした。かなりいろんな話を聞けて好評だったが、それを単行にまとめるという話は人が断ったらしい。明石家さんまとは、そういう人間なのである。 これは、そんな底なし沼にハマって、人生を明石家さんま研究に捧げた男によるヒストリー。あまりに調べすぎたので単行1冊にまとまらず、1巻は誕生から20代半ばま

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    toronei 2021/07/03
    最後の段落については、「ラブレターでそんなこと書くバカいるわけねえだろ」としか思わない。
  • 累計発行部数123万部! 講談社の学習まんが『日本の歴史』が面白い理由 | 対談・鼎談 | Book Bang -ブックバン-

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    toronei 2020/10/25
  • 侘しく切ない非正規労働ダークファンタジー | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    文學界 2020年8月号 岡崎祥久「キャッシュとディッシュ」(文學界8月号)は、ファンタジー小説である。といっても、50歳を目前に製麺工場にて時給1000円ちょっとで働く男が主人公とくれば夢の世界が広がろうはずがない。侘しく切ない非正規労働ダークファンタジーである。 叔父の死を告げに、たった一人の肉親である弟が訪ねてくる。身辺無一物で死んだ叔父の唯一の遺品だといって、弟は白い皿のようなものを差し出し、「俺」はその皿を手に入れる。 それは、所有物の購入代金を返金してくれる魔法の皿だった。どんなガラクタだろうと、その皿から水をかけ一晩経つと、品物が消えて、支払った分のお金が皿に載っているのだ。 生活への安堵感を得て、やすらかな気持ちになった「俺」は、製麺工場を辞め、身の回りの品を金に換えて暮らすようになるが――。 フリーター生活をリアルに描いた岡崎の23年前のデビュー作『秒速10センチの越冬』

    侘しく切ない非正規労働ダークファンタジー | レビュー | Book Bang -ブックバン-
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    toronei 2020/09/03
  • 英国で「末席」を用意された天皇陛下を「最前列」に呼び寄せた人物とは? 天皇陛下が尊敬される理由 | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    皇室は、最強の外交資産だ。「私は通常、外国の大使には会わないが日は例外である。日皇室を尊敬しているからだ」(サウジアラビアの王族)。 *** のタイトル(『皇室はなぜ世界で尊敬されるのか』)を見て、よくある日礼賛と思われる方もいるかもしれない。しかし書は、戦後の日が国際社会で存在感を高める中で、皇室の国際的活動がいかに大きな貢献をしてきたかを見事にまとめた、他に例を見ない力作である。 皇室を外交資産たらしめているものは何か。筆者はそれを「長い歴史と伝統の蓄積」と「それに立脚した先の天皇皇后両陛下を中心とした皇族の人間力」としている。 長年、サウジアラビアの駐米大使を務めたバンダル・ビン・スルタン王子は帰国後、国家安全保障会議の事務局長という重職についた。面会が極めて難しいことで知られたが、当時の中村滋(しげる)駐サウジ大使は2度私邸で会い、イランとの水面下の交渉などの重要情

    英国で「末席」を用意された天皇陛下を「最前列」に呼び寄せた人物とは? 天皇陛下が尊敬される理由 | レビュー | Book Bang -ブックバン-
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    toronei 2019/11/23
  • 口下手なカラテカ・矢部太郎の言葉に会場中が号泣! 手塚治虫賞贈呈式の受賞スピーチ全文 | イベントレポート | Book Bang -ブックバン-

    感極まり思わず涙する矢部さん コミックエッセイ『大家さんと僕』で、芸人として初の快挙となる手塚治虫文化賞短編賞を受賞したカラテカ・矢部太郎さん。矢部さんが暮らす新宿外れの一軒家での、大家さんとの日常を描いた同作は、話題が話題を呼び既に38万部を超えるベストセラーとなっている。 6月7日に行われた手塚治虫文化賞贈呈式で、受賞スピーチした矢部さん。日頃はシャイで口下手な矢部さんだが、その日は何かが舞い降りたのだろうか。矢部さんの、熱く真摯な言葉に会場中が涙したという。 【試し読み】矢部太郎『大家さんと僕』を読む 家が近所で飲みに行くなど親交がある俳優の木下ほうかさんも、自身のTwitterで「授賞スピーチが、当に素晴らしかった‼️皆、感動して泣いた。彼は人生の喋りを、全部使い果たしてしまった~」とコメントしている。以下、皆を泣かせたという、矢部太郎の受賞スピーチ全文を掲載する。 *** (贈

    口下手なカラテカ・矢部太郎の言葉に会場中が号泣! 手塚治虫賞贈呈式の受賞スピーチ全文 | イベントレポート | Book Bang -ブックバン-
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    toronei 2019/10/17
  • 番外編 『大家さんと僕』手塚治虫文化賞短編賞受賞記念 | 小説新潮 | 矢部太郎「大家さんと僕」 | Book Bang -ブックバン-

    コミックエッセイ『大家さんと僕』で、芸人として初の快挙となる手塚治虫文化賞短編賞を受賞したカラテカ・矢部太郎さん。矢部さんが暮らす新宿外れの一軒家での、大家さんとの日常を描いた同作は、話題が話題を呼び既に50万部を超えるベストセラーとなっている。 6月7日に行われた手塚治虫文化賞贈呈式。少女漫画界の巨匠・里中満智子さんの選評と、矢部さんの受賞スピーチには会場中が涙したという。当日は、芸能界の先輩たちが駆けつけ会場を盛り上げたり、手塚治虫先生のご長女・手塚るみ子さんとの対談も行われたり、懇親会が行われたりと、盛りだくさんの1日。その幸せな1日の様子を、矢部さんご人が描き下ろしたマンガでお楽しみください! 【『大家さんと僕』手塚治虫文化賞短編賞受賞記念特集】矢部太郎×手塚るみ子/治虫さんと僕

    番外編 『大家さんと僕』手塚治虫文化賞短編賞受賞記念 | 小説新潮 | 矢部太郎「大家さんと僕」 | Book Bang -ブックバン-
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    toronei 2019/10/17
  • 【名古屋闇サイト殺人事件】被害者である磯谷利恵さんの誇り高き抵抗に、心が震え、勇気づけられる | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    下手なりに将棋を指している身として、大崎善生氏の『聖の青春』はひとつのバイブルである。夢破れた奨励会員をテーマにした『将棋の子』、女流棋士の娘・渡辺日実さんの心中事件を追った『ドナウよ、静かに流れよ』、将棋界と関わりが深い団鬼六の人生をたどった『赦す人』と、これまでの大崎氏のノンフィクションはすべて、将棋と何らかの関係があった。 だからこそ、五作目のノンフィクションのタイトルが『いつかの夏 名古屋闇サイト殺人事件』だと知り、意外に感じた。それと同時に、強い興味がわいた。“闇サイト”と呼ばれる犯罪の仲間を募るサイトで集まった三人の男が女性を拉致し、殺害した特異な事件。この題材を、大崎氏がどう描くのか。被害者である磯谷利恵さんが亡くなったのは、今の自分とほぼ同じ年齢のときだ。彼女はどんな人だったのか、事件当時何があったのか、詳しく知りたい。そう思ってページをめくり始めた。 作品は利恵さんの人

    【名古屋闇サイト殺人事件】被害者である磯谷利恵さんの誇り高き抵抗に、心が震え、勇気づけられる | レビュー | Book Bang -ブックバン-
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    toronei 2019/07/24
  • 「佐世保小6殺害事件」被害者の兄2人の“その後”を描くノンフィクション | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    どんな重大事件でも時を経ると忘れられ、他人の記憶は薄れていく。しかし事件の当事者は違う。何年経とうが胸の中に残る。ましてや正気では受け止めきれないほどの凶悪事件の被害者ならばなおさらだ。 2004年6月、長崎県佐世保市の小学校で6年生の女子児童が同級生の女児にカッターナイフで喉を切られ死亡する事件が発生した。学校内で起こった前代未聞の事件に報道は過熱した。 だがその熱もやがて醒め、似たような子供同士の殺人事件などが起こると、過去の例として取り上げられるくらいになっていく。 十年後、新聞記者である被害女児の父親の部下が、事件関係者を丹念に取材して『謝るなら、いつでもおいで』(集英社)を上梓した。私はこので二人の兄がいたことを知る。ただそので注目されたのは女児と年の近い次男のこと。長男についてはほとんどわからなかった。 書では、同じ著者があらためてこの家族について、二人の兄が交互に語る形

    「佐世保小6殺害事件」被害者の兄2人の“その後”を描くノンフィクション | レビュー | Book Bang -ブックバン-
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    toronei 2019/07/24
  • またも“不祥事”、古市憲寿と落合陽一の対談が大炎上 | レビュー | Book Bang -ブックバン-

    文學界 2019年1月号 また不祥事である。 今回は文芸誌1月号が対象だが、〆切の都合で他の文芸時評よりだいぶ遅れて書かれている。後発を利点に事件を追うことにしよう。 不祥事とは、『文學界』が載せた、社会学者・古市憲寿とメディアアーティスト・落合陽一との対談「『平成』が終わり、『魔法元年』が始まる」に端を発する騒動である。超高齢化社会と社会保障費、安楽死や尊厳死について語り合った箇所があるのだが、これが磯崎憲一郎の朝日新聞文芸時評で批判的に取り上げられたのを機に大炎上した。 財政破綻を所与の前提に、古市が「財務省の友だち」と検討したところコストがかかっているのは終末期医療最後の1ヶ月だからここを削ればいいと切り出し、「『十年早く死んでくれ』と言うわけじゃなくて、『最後の一ヶ月間の延命治療はやめませんか?』と提案すればいい」(古市)、「保険適用外にするだけで話が終わるような気もする」(落合)

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    toronei 2019/02/08
    「新潮45」があれで廃刊なら「文學界」も廃刊だよね。>私はむしろ『文學界』編集部にこそ想像力とリテラシーの欠如を感じた。ほぼ同じ性質の問題で休刊に追いやられた『新潮45』事件の何を見ていたのかと。
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    toronei 2017/03/25
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